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セルティック古橋、今季初得点 W杯メンバー生き残りへ「この調子でいこう!」

[ 2022年8月8日 04:40 ]

スコットランド・プレミアリーグ   セルティック3―1ロス・カウンティー ( 2022年8月6日 )

<ロス・カウンティーVSセルティック>後半、先制ゴールを決めるセルティックの古橋(左手前)
Photo By 共同

 スコットランド1部でセルティックのFW古橋亨梧(27)が今季初得点を決めた。ロス・カウンティー相手の先制点で、3―1の勝利に貢献。ドイツ1部ではフライブルクのMF堂安律(24)が4―0で制したアウクスブルク戦で今季初得点を決め、ボルシアMGのDF板倉滉(25)も3―1で逆転勝ちしたホッフェンハイム戦でアシストを記録。開幕直後の欧州戦線で、日本代表戦士が存在感を示した。

 左サイドからの折り返しに走り込み、古橋が今季初ゴールを決めた。右足を鋭く振り抜いてゴール左隅に突き刺し、後半3分に均衡を破る先制点。後半40分までピッチに立ち、王者セルティックの開幕2連勝を演出した。

 「我々は勝ち点3を持ち帰った。今季初得点を決められてハッピー。チームのおかげ。この調子でいこう!」

 ツイッターでそう振り返った一撃。地元紙スコティッシュ・デーリー・エクスプレスではチーム2位に並ぶ8点を付け「先制点の場面ではペナルティーエリアで素晴らしいポジショニングを見せた。本物のストライカーのフィニッシュ」と称えられた。

 W杯カタール大会(11月21日開幕)に向け、結果を出し続ける必要がある。6月の日本代表戦では3試合に出場。レギュラー奪取のため「FWなのでゴール。目に見える結果が大事になってくる」と訴えたが、不発に終わった。セルティックでは昨季、加入1年目ながら公式戦20得点とブレークしたが、負傷離脱もあって代表では一時招集を見送られた。定位置が確保されているわけではない。

 「(W杯は)正直言ったら、めちゃくちゃ出たい。チャンスは僕にもあると思うので」

 W杯前の代表戦は9月の親善試合2試合のみ。結果を残すためにも、日々の練習やリーグ戦の取り組みが重要になる。当たり前のように試合に出て当たり前のようにネットを揺らす。今季初ゴールを決めたここから、古橋のスコットランド2年目の挑戦が始まる。

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