ルヴァン杯逆転4強条件は広島に2点差以上勝利　横浜MF吉尾「リスクを冒しても点を取りに」

横浜・吉尾
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　J1で首位に立つ横浜は10日、ルヴァン杯準々決勝第2戦でホーム（ニッパツ）に広島を迎える。3日のアウェーでの第1戦は1―3で敗れており、逆転4強進出には2点差以上での勝利が必要な状況にある。

　第1戦に先発出場したMF吉尾海夏（24）が、練習後にオンラインで取材対応。「チームとしてやることは変わらない。ベタ引きして守備を固めるやり方はたぶんしない。リスクを冒してでも点を取りに行くし、点を取られてもそれ以上に取れば勝てる」と、普段通りのスタンスを強調した。自身はリーグ戦で出場機会に恵まれず、第1戦で3トップ左で久々の公式戦出場も不完全燃焼に終わった。「ボールを受けたときに迷いがあり、思い切り決断できなかった。次は自信を持ち、自分の良さである前へのプレーを増やして、相手の脅威となるプレーをしていく」とばん回へ決意を示した。

　同じく取材対応した新人のMF山根陸（18）はリーグ戦の広島戦2試合にフル出場し、相手の強さを体で感じてきた。「マンツーマンで来るし、対策してくると毎回感じる。そういうところでも自分たちのサッカーをやり続けるメンタリティーを持つことが大事と、監督も選手も共通意識を持っている。それが後半に相手の足が止まったり、自分たちのリズムが出てくることにつながる」。不利な状況に置かれても、あくまで自分たちのサッカーを追求することを誓っていた。