福岡　2戦連続3失点で連敗も…今季初出場FW渡の29歳バースデー弾が光

明治安田生命J1第18節   福岡1ー3広島 （ 2022年6月25日    ベススタ ）

＜福岡・広島＞広島に敗れ、肩を落とす福岡イレブン
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　生命線の守備がまたしても破られた。福岡は2試合連続の3失点で2連敗。長谷部茂利監督は陣形を変え、相手と同じ3バックで挑んだが及ばなかった。「選手たちは機能してお互いにつながって攻守にいいプレーがあった。悔しいが相手にいろんな面で勝られた」。リーグ最少失点を誇っていた堅守にほころびが見えている。

　敗戦の中での収穫は先発で今季初出場したFW渡の活躍だ。0―1の前半37分に同点ゴール。左サイドの志知からのクロスを相手DFを振り切って頭で押し込み「DFの間にいい感覚で入れた」と古巣相手に決めた今季初ゴールを振り返った。

　今季はケガが重なり出遅れ「プロ失格」と責任を感じていた。29歳の誕生日を自ら祝うゴールにも「いかに責任を取り戻すか。自分が出た意味を示さないといけない」と厳しい表情を崩さなかった。

　後半32分、同41分に追加点を許し、これで先制された試合は7戦全敗。苦しい戦いが続く中「勝たないといけない」と誓う渡がチームの救世主になる。（村田　有子）