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川崎F 東京Vに敗れ8大会ぶりの3回戦敗退 鬼木監督「悔しさしかない」

[ 2022年6月22日 21:54 ]

東京Vに敗れ、肩を落とす川崎イレブン
Photo By 共同

 天皇杯3回戦が各地で行われ、川崎Fは東京Vに0―1で敗れた。14年大会以来、8大会ぶりに3回戦で散る結果となった。

 終了のホイッスルが鳴ると、雨に濡れた本拠地でイレブンはうなだれた。前半から東京Vのハードワークを前にパスの呼吸を乱され、ミスも散見した。39分、CK後の速攻から佐藤凌のミドルで失点。後半から橘田、脇坂、遠野、家長など“主力”を次々投入しても反撃は及ばなかった。

 リーグ中断期間明けの18日のJ1札幌戦は5―2で大勝。川崎Fらしい攻撃の復活を印象づけた。中3日で車屋を除くフィールドの選手全員を入れ替えた中でも「どれだけ継続できるか」をテーマに掲げたが、振るわなかった。

 試合後の会見で、鬼木監督は「負けに対する悔しさしかない。自信を持ってボールを動かし続ける中でゴールに向かうところをもっと出さないといけなかった。単純に自信、それにともなう技術も必要だった。もっともっと強気で行かないと特に天皇杯は難しいゲームになる」と振り返った。

 ACLに続いて今季2つ目のタイトルを失った。指揮官は「ACLにもつながるような大会なので重要視していた。失ったものは大きいが、それ以上にここから飛躍するしかない。それがチームが強くなっていくために必要なこと。この負けを受け止めて、次につなげていかないと意味のない敗戦になってしまう」と前を向いた。

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2022年6月22日のニュース