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神戸は逆転でJ2山口下す 決勝点のDF酒井「きょうだけは“僕を見習って”と言いたい」

[ 2022年6月23日 00:14 ]

天皇杯   神戸2-1山口 ( 2022年6月22日    みらスタ )

 神戸―山口 後半、決勝ゴールを決める神戸・酒井(上)=みらスタ
Photo By 共同

 神戸は苦しみながらもJ2山口に2―1の逆転勝ち。ベスト16進出を決めた。1点ビハインドの後半39分、ゴール前の混戦からDF初瀬亮が同点弾。そして後半終了間際にDF酒井高徳がカットインから左足で逆転弾を叩き込んだ。今季公式戦初得点の酒井は「こういう1勝だったり、こういう姿勢が、今後のリーグ後半戦で大事になってくる」と満面の笑みを浮かべた。

 元スペイン代表MFイニエスタはメンバー外だったが、ロティーナ監督が「重要な大会。真面目に取り組む」と話していたように、スタメンにはFW武藤嘉紀やMF山口蛍ら主力が並んだ。後半開始からはFW大迫勇也も投入。だが一瞬の隙を突かれて後半28分に失点した。

 指揮官は5枚交代枠の最後の1枠を悩んでいたが「相手にゴールを決められたことで吹っ切れて、酒井選手を入れようと思った」と後半31分に右サイドバックで酒井を投入。酒井は「指示?なかったです(笑)。監督には“高徳、早く来い”としか言われていない」と笑ったが「ピッチに入る段階で頭は整理できていた。まずは勢いを与える。あとは得点を目指すプレーを示さないといけない。その2つを意識して入った」。同点弾も自らが起点になるなど、チームに活力をもたらした。

 「きょうだけは“僕を見習って”と言わせて。途中から入ってくる選手は空回りでも良いからギラギラして欲しい」。いつもは辛口の酒井もご満悦。この勢いを、次戦のリーグ浦和戦(26日・ノエスタ)につなげたい。

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2022年6月22日のニュース