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南野のモナコ移籍合意に、英紙タイムズ「リバプールでカルト的な支持も得ていたが、少ない出番が不満」

[ 2022年6月22日 20:26 ]

リバプール2冠パレードでトロフィーを掲げる南野(ロイター)

 サッカーのイングランド・プレミアリーグでリバプールに所属するFW南野拓実(27)がフランス1部モナコに移籍することで合意したとの報道を受け、英紙タイムズは22日に「日本代表FWはリバプールで人気があったが、少ない出番にフラストレーションが増していた」と報じた。

 同紙は南野について「リバプールではFA杯とイングランド・リーグ杯の2大会でチーム得点王となったが、スタメンの座を確保するのに苦戦した。在籍した3季で国内リーグの30試合に出場したが、先発は5回しかなかった」と定位置を確保できなかった点を指摘。「FA杯とリーグ杯の決勝で出番が与えられず、出場機会の少なさからフラストレーションが増していた。日本代表FWはリバプールで人気があり、カルト的な支持も得ていたが、不満に対処できなかった。シーズン終盤には日本メディアのインタビューで、少ない出番に欲求不満を明らかにしていた」と伝えた。

 さらに「多くのクラブが南野を追いかけていた。イタリア1部アタランタやプレミアリーグのフラム、ウルバーハンプトンとの関係も伝えられていたが、モナコが希望の移籍先となった。代理人が先週末に現地へ飛び、モナコとの契約をまとめた」と移籍の経緯を説明。「リバプールは20年1月に725万ポンド(約12億円)で獲得した日本代表をモナコに(出来高を含めて最高で)1550万ポンド(約26億円)で売却した。800万ポンド強(約13億円)の利益が出ており、クラブにとって賢いビジネスになった」とリバプールの補強戦略を称えた。

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2022年6月22日のニュース