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日本代表・森保監督E-1は「若手重視」 スポニチ担当記者が選んだ“E”選手は

[ 2022年6月22日 05:15 ]

(左から)川崎F・佐々木、横浜・角田、広島・満田、鹿島・樋口
Photo By スポニチ

 日本代表の森保一監督(53)は21日のオンライン取材で、国内組で臨むE―1選手権(7月19~27日、カシマスタジアムほか)にはW杯出場経験のあるベテランを招集せず、J1で活躍している若手を積極的に選出する方針を示した。パリ五輪を目指すU―21日本代表選手もリストアップしており、W杯カタール大会(11月21日~12月18日)に向けて新戦力発掘に力を注ぐ。本紙記者が日本代表に推す4選手を紹介する。

 【川崎F・DF佐々木旭】流通経大から今季川崎Fに加入したDF佐々木旭は、かねて森保監督も熱視線を送る一人だ。大学入学時はボランチで、本職の左サイドバックの他にセンターバックもこなせるポリバレントさが光る。両足ともに精度が高くビルドアップに関われる点も森保監督好みと言える。「日本代表に一番近い」という理由で複数クラブの中から川崎Fを選び、瞬く間に主力に定着。日本代表でも一気に定着する可能性を秘める。(波多野 詩菜)

 【横浜・DF角田涼太朗】横浜のDF角田涼太朗も今季、大躍進を遂げている若手注目選手の一人だ。筑波大3年の20年10月に入団が内定していた横浜でJ1デビューを果たし、昨夏に加入予定を半年早めてプロ契約。左利きのセンターバックで、今季は左サイドバックにも挑戦している。将来のA代表入りへ「横浜で結果を出し続ければ、遠い場所ではないというのは感じている」と語っており、E―1選手権での初招集にも期待がかかる。(垣内 一之)

 【広島・FW満田誠】広島のFW満田誠は、好調なチームを支える一人だ。大卒新人ながら、すでに公式戦22試合出場で7得点6アシストをマーク。02年日韓W杯でドイツ代表コーチを務めたスキッベ監督の信頼を勝ち取った。攻撃的MFが主戦場でレンジの広いシュートは当然、強気なドリブルや視野の広さも秀逸。また運動量もあり、ファーストディフェンダーとしての献身性も見逃せない。万能アタッカーはインサイドMFでも左FWでも可能だ。(飯間 健)

 【鹿島・MF樋口雄太】豊富な運動量で鹿島の躍進を支えるMF樋口雄太も現代サッカーに適した逸材の一人だ。鹿島では守備的MFだが持ち味のスタミナでサイドやトップ下など幅広いエリアに顔を出す。今季から縦に速いサッカーにかじを切った鹿島の強化責任者が「ピンポイントでオファーした」と熱望したほどだ。両足を難なく使える器用さも武器の一つ。アシスト数はリーグ2位の4を数え、セットプレーからの得点力アップにも期待が高まる。(河西 崇)

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2022年6月22日のニュース