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鎌田、長谷部のEフランクフルトがPK戦を制し42年ぶり2回目の優勝 サッカー欧州リーグ決勝

[ 2022年5月19日 07:05 ]

<Eフランクフルト・レンジャーズ>欧州リーグを制し、歓喜のEフランクフルトイレブン。長谷部(左から2人目)、鎌田(同3人目)もガッツポーズ(AP)
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 欧州リーグは18日にスペインのセビリアで決勝が行われ、鎌田大地(25)と長谷部誠(38)が所属するアイントラハト・フランクフルト(ドイツ)が1―1からのPK戦5―4でレンジャーズ(スコットランド)を破り、前身のUEFA杯を制した80年以来42年ぶり2度目の優勝を飾った。今大会の優勝で来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権も手にした。

 日本人が欧州の大会で優勝したのは、02年UEFA杯を制したフェイエノールト(オランダ)の小野伸二以来の快挙となる。

 一発勝負の決勝は、お互いに布陣をコンパクトにして、中盤で激しくボールを奪い合う展開となった。Eフランクフルトは前半から優勢に立ったが、後半12分に守備のミスから相手にボールを奪われ先制を許した。しかし、後半24分にコスティックのクロスをボレが押し込んで同点に追い付いた。

 延長戦ではともに得点がなく、勝負はPK戦に持ち込まれたが、Eフランクフルトは5人全員が成功。GKトラップが相手の4人目のシュートを止めて5―4で制した。

 鎌田はトップ下左で先発しフル出場。得点はなかったが、PK戦では3人目で右ポストに当てるシュートを決めて勝利に貢献した。

 長谷部は失点直後に途中出場。3バックの中央に入って守備陣を統率した。

 今季ドイツ1部リーグでは11位に終わったEフランクフルトだが、欧州リーグでは快進撃を続けた。1次リーグを3勝3分けの無敗で1位通過。決勝トーナメント1回戦でベティス(スペイン)を退け、準々決勝では強豪バルセロナ(スペイン)を撃破。準決勝ではウェストハム(イングランド)を下した。
 

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