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ブラインドサッカー日本代表が新体制発足後、初の国際大会で優勝 エース川村は3戦連発の8得点

[ 2022年5月17日 00:16 ]

 視覚障がい者らによるブラインドサッカーの日本代表が13、14日にドイツのベルリンで開催された国際親善大会で優勝した。13日にイタリアを3―1で破って白星発進した日本は14日の第2戦で地元ドイツと1―1で引き分け。同日の第3戦でポーランドに12―0で圧勝し、2勝1分けでドイツと並んだが、得失点差で1位になった。

 昨夏に開催国枠で初出場した東京パラリンピックでヘッドコーチを務め、1月に昇格した中川英治新監督(47)の下で出場した初めての国際大会でいきなり優勝。指揮官は「新しいチームになり、攻撃と守備で取り組んできたことの成果は十分に発揮できた」と手応えを口にした。

 エースとして3戦連発の通算8得点と活躍した川村怜主将(33=パペレシアル品川)は「優勝という形で終えられたことに非常に満足している。最低限の目標を達成できて良かった」と満足げ。一方で「ドイツ戦は十分に勝つチャンスはあったと思う。勝ち切れなかったことが悔しい。体格の大きい相手や手足の長い相手に対して、苦戦した部分もあった」と反省点も口にした。

 通算4得点を記録した園部優月(18=free bird mejirodai)は代表初得点を挙げたイタリア戦を振り返り「初めてスタメンに選ばれてとても緊張し、前半はバタついてしまうことが多かった。一度交代を挟んだあとから、気持ちを整理して臨むことができたので初得点の時も落ち着いて狙ったところにシュートを打つことができた」と語った。

 日本代表は東京パラで初勝利を挙げた一方で1次リーグ最終戦では中国に敗れて4強を逃し、出場8チームの中で5位に終わった。24年パリ・パラリンピック出場に向けて1月に新体制が発足。4月には元日本代表監督の魚住稿氏が日本ブラインドサッカー協会(JBFA)で代表や育成部門を統括する新設のハイパフォーマンスディレクター(HPD)に就任した。東京パラで高まった注目をさらなる強化や普及につなげていくことが求められる中、幸先がいいスタートとなった。

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