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遠藤航決めた!V弾「こんな幸せなことはない」シュツットガルト劇的な1部残留に観衆大興奮

[ 2022年5月16日 05:30 ]

ドイツ1部   シュツットガルト2―1ケルン ( 2022年5月14日 )

<シュツットガルト・ケルン>1部残留を決め、胴上げされる遠藤航
Photo By 共同

 ドイツ1部シュツットガルトの日本代表MF遠藤航(29)が、フル出場した最終節ケルン戦の終了間際に劇的な決勝点を決めた。1―1の後半アディショナルタイムに左CKから頭で合わせてゴールネットを揺らした。この勝利でヘルタと勝ち点33で並び、得失点差で上回って15位に滑り込み、1部残留を決めた。DF伊藤洋輝(23)はフル出場し、遠藤航の得点をアシストした。

 苦しみ抜いた先の歓喜だった。ピッチには大興奮の観客がなだれ込み、選手、スタッフ、誰もが1部残留に感情を爆発させた。その中心にいたのが遠藤航。チームの降格危機を救った主将は仲間たちから胴上げされ、満面の笑みで宙を舞った。

 ここで残留を決めるには同時刻に試合が行われているヘルタが負けた上で、シュツットガルトは勝つしかなかった。ヘルタは前半に先制したが後半40分にドルトムントに逆転を許して敗戦。終盤まで1―1だったシュツットガルトにわずかなチャンスが巡ってくると、後半アディショナルタイム。左CKでゴール前に送られたボールを近いサイドで伊藤が頭でそらし、遠藤航が誰よりも早く反応して飛び込んでヘディング。ゴールネットが揺れた瞬間ホーム5万2230人の観衆が沸騰した。

 「こんな幸せなことはない。ファンは信じられないくらい応援してくれて、もう一度試合に引き戻してくれた」

 さらに遠藤航はSNSを更新し、ゴールの瞬間やロッカールームで仲間たちと喜んでいる写真などとともに「終わりよければ全てよし。本当にタフなシーズンでしたが、残留できました」と改めて感謝の言葉とともに報告した。

 もはやリーグを代表する中盤だ。主将に就任した今季は開幕戦でもクラブ1号を決めるなど33試合に出場して4得点2アシスト。デュエル(競り合い)勝利数は448でリーグ1位。昨年「迷ったら行かない選択をしていたところを迷ったら行く選択にしてからは、より奪える感覚になった」と話していた頼れる男は2年連続でデュエル王に輝いた。

 最高の形で今季を締めくくった。所属クラブの次は日本代表で実力を発揮する番だ。6月にはブラジル戦などが控えており、“サッカー王国”を驚かせるための準備はできている。

 《家の前に称賛の“落書き”》遠藤航が「LEGENDO」と称えられたことを明かした。劇的なゴールで残留を決めた最終戦から一夜明けた15日、自身のSNSに地面にチョークで書かれた文字の写真とともに「昨日家に帰ったら近所の子供たちが僕の家の前に書いてくれてました」と報告した。英語のレジェンドと遠藤を掛け合わせたもので、子供を含めた地元ファンにとって伝説をつくったヒーローとなった。

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