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帰国騒動のC・ロナウドが“2度目の世界記録更新”を達成。近く“3度目”も

[ 2022年3月13日 16:03 ]

プレミアリーグ   英国・マンチェスター ( 2022年3月12日    マンチェスター・ユナイテッド3―2トットナム )

ハットトリックを達成し、ポーズを決めるクリスティアーノ・ロナウド(AP)
Photo By AP

 マンチェスター・ユナイテッドのFWクリスティアーノ・ロナウド(37)が“2度目の世界記録更新”を達成した。3―2で制したトットナム戦で自身59回目のハットトリックを記録してクラブと代表での公式戦得点を807に伸ばし、国際サッカー連盟(FIFA)が最多と推定するヨーゼフ・ビツァンの805点をクリアした。

 1930~50年代にオーストリアとチェコスロバキアの両代表で活躍したヨーゼフ・ビツァンのゴール数に関しては諸説あり、C・ロナウドはユベントスに在籍していた21年1月20日のイタリア・スーパー杯で有力説とされる759点を超えて「世界最多得点」と報じられた。今回が2度目の“記録更新”となるが、チェコ協会は2部リーグの得点を加えた821得点が正確な記録と主張。代表戦も含めて今季23得点のC・ロナウドが“3度目”を実現する日も遠くはなさそうだ。

 出場した直前10試合で1得点と調子を落としていたエースにとっては名誉挽回の試合となった。股関節に不調を抱える中で前節6日のマンチェスター・シティー戦では指揮官がベンチスタートの方針を決めたと知ると、チームの前泊用ホテルに姿を見せることなく母国ポルトガルに帰国したと伝えられていた。チームは1―4で敗れ、無断帰国だったとも報じられた。ラングニック暫定監督はトットナム戦を控えた中で「起こったことを振り返るのは無意味」と言及を避けていたが、この日は「彼は毎週ポルトガルに帰るべきかも」と上機嫌で応じ「私が就任してから最高のパフォーマンス」と称えた。

 C・ロナウド自身もインスタグラムで「(昨夏に)オールド・トラフォードに戻ってから初めてのハットトリックで信じられないぐらいハッピー。ピッチに戻ってゴールと努力でチームを助けることを上回る感覚はない」と喜びを語った。

 来季欧州チャンピオンズリーグ出場権が懸かる4位争いでチームは勝ち点2差でアーセナルをかわして4位に浮上。12日現在で消化が4試合も多く、厳しい戦いが続くが、エース復調が何よりの追い風となる。

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2022年3月13日のニュース