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シェフチェンコ氏が警告「プーチンが止まらなければ他国の番になる」

[ 2022年3月13日 21:17 ]

アンドリー・シェフチェンコ氏(2018年)
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 元ウクライナ代表のエースストライカーで監督も務めたアンドリー・シェフチェンコ氏(45)が母国を侵攻したロシアに関して「W杯除外は正しい」と語ったとイタリア紙コリエレ・デラ・セラが13日に伝えた。「戦争が続く限りはロシアのアスリートは競技に参加できない。私は毎日平和を祈っている」と続けた。

 現在はロンドン在住だが、実母と妹が首都キエフに残っている。「私も駆けつけたかったが、空港が爆破されて無理だった。空港の近くに住む叔母はずっと地下で生活している」と家族の状況を説明し「私は戦争のことを語り、できる限りのことをして自分の国を守ろうと考えた」と心境を語った。

 シェフチェンコ氏は「我々はロシア語を学校で話すし、ウクライナでは禁止されてもいない。ロシア国民に対して無差別に反抗しているわけでもない」とロシア国民に敵意を向けていないと説明。その一方で「これは“紛争”ではない。彼らは“特別軍事作戦”という触れ込みにしたいのだろうが襲撃だ」と侵攻を決断したロシア政府を批判した。そして「我々は平和を望んでいるが、降伏は自由と権利を失うことになる。我々はそのために自衛しており、誰も攻撃してはいない」とウクライナ国民の考えを代弁。「今回は我々がひどい目に遭っているが、もしプーチンが止まらなければ明日は他の欧州国家の番になる」と警告した。

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2022年3月13日のニュース