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マンCのウクライナ代表DFジンチェンコがキャプテンマーク巻きFA杯8強貢献 仲間は「素晴らしい仕事」

[ 2022年3月2日 12:31 ]

FA杯5回戦   マンチェスターC2―0ピーターバラ ( 2022年3月1日    英国・ピーターバラ )

キャプテンマークを巻いたジンチェンコ(AP)
Photo By AP

 マンチェスター・シティーのウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコ(25)が2部ピーターバラとの5回戦でキャプテンマークを巻いてフル出場し、2―0の勝利に貢献した。

 地元紙デーリー・メールなどによれば、開始1時間前にメンバー発表があった際は通常通りMFフェルナンジーニョ(36)が主将としてアナウンスされたが、その後にフェルナンジーニョがジョゼップ・グアルディオラ監督(51)に母国ウクライナがロシアの侵攻を受けているジンチェンコへのサポートを示すため、この試合での主将交代を進言。受け入れた指揮官は「クラブ全体がこの行為を後押しし、国を代表する我々の主将(ジンチェンコ)を支えている」と一致団結を訴えた。

 ジンチェンコは相手主将とともにウクライナ国旗を手に先頭で入場。スタンドでもサポーターによって多くの国旗が掲げられ、大型ビジョンには「我々はウクライナを支持する」という支援のメッセージが映し出された。

 試合は2―0で勝ってマンチェスターCは準々決勝に進出。グアルディオラ監督はジンチェンコに関し「我々が直面している常軌を逸した状況にあって彼はファンだけでなく世界全体や英国中のサポートを得ている。彼にとって最も望ましいのはサッカーをプレーすること」と語った。

 また、後半22分に勝利を決定付ける2点目を挙げたイングランド代表MFジャック・グリーリッシュ(26)も「我々は彼を支えなければならない。とてつもなく困難な状況にありながら彼は出場して主将を務めた。素晴らしい仕事をやってのけたと思う」と称えた。

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2022年3月2日のニュース