元ウクライナ代表FWシェフチェンコ氏がイタリア杯のミラノ・ダービーで反戦をアピール

シェフチェンコ氏（AP）
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　サッカーの元ウクライナ代表で世界屈指のストライカーとして活躍し、昨夏の欧州選手権で代表監督も務めたアンドリー・シェフチェンコ氏（45）が1日に行われたイタリア杯準決勝第1戦ACミラン―インテル・ミラノ戦で試合前にビデオレターで反戦を訴えた。

　ACミランで04年バロンドール（当時欧州最優秀選手）にも選ばれたレジェンドは祖国がロシアによる侵攻に苦しんでいる中、ウクライナ国旗を羽織り「（試合会場の）サン・シーロからウクライナの平和への支援を聞かせてください。ウクライナの国民は平和を欲しています。平和には国境がありません。私たちを結びつけるものは、私たちを隔てるものより強いはず。一緒にこの戦争を止めましょう」と呼びかけた。

　両チームの選手は拍手で応じ、5万3881人の観客からは熱い声援が送られた。試合は0―0で引き分けに終わった。