なでしこジャパン池田監督　W杯出場権の次はアジア3連覇

なでしこジャパン・池田監督
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　9大会連続の女子W杯出場を決めた女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」の池田太監督（51）が31日、アジア杯が開催されているインドでオンライン取材に応じた。

　30日の準々決勝ではタイに7―0で圧勝し、使命であった23年W杯オーストラリア・ニュージーランド大会の出場権を手にした。「W杯の出場権は獲得できたのは、素直にうれしい。また、獲得しただけでなく、アジア杯のチャンピオンになるという目標を選手たちと共有している」と3日の準決勝・中国戦に目を向けた。

　インドの猛暑の中、タイ戦までの4試合は中2日のハード日程だったが、中国戦は初めて中3日となる。池田監督は「1日多いので、うまく使ってしっかり勝って次に進められるようにしていきたい」と1日の余裕を有効活用して3連覇に王手をかける。
　
　タイ戦では絶対的エースのFW岩渕真奈（アーセナル）が今大会初先発し、得点に絡むなど勝利に貢献した。前半の45分間だけの出場となったが、池田監督は「コンディションもそうだが、準決勝、決勝もある。昨日の試合は公式記録では31度だったけど、ピッチレベルは40度を超えていた。もの凄く熱かったので、そういったことを含めての交代」と残り2試合を見据えての起用だったことを強調した。

　昨年10月に池田体制がスタートしたが、素早い攻守の切り替えなど戦術が浸透した手応えはある。「大会ですので、試合があって修正してまた試合ができる。その積み重ねが選手、チームを成長させてくれる」。アジア3連覇へ、池田監督となでしこジャパンが進化を繰り返す。