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鈴鹿FWカズ ストッキング支給なく加入会見中に異例の発注「社長、お願いします!」

[ 2022年1月31日 18:05 ]

<鈴鹿始動日練習>笑顔でボールを追いかける鈴鹿・三浦知良 (撮影・後藤 大輝)
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 JFL鈴鹿ポイントゲッターズに期限付き移籍したFW三浦知良(54)が31日、オンラインでの加入会見に臨んだ。改めて鈴鹿移籍を決断した理由、新天地となった三重県の印象、JFLならではの環境の厳しさ、戦いについて語った。

 以下、一問一答

 ――鈴鹿に移籍を決断した理由
 「やはりJFLからJ3に昇格できるチャンスがある。昨年、何試合か見させて頂いて、とても良いサッカーをやっていて僕自身、その中でやるイメージが持てた。そして監督であり、兄でもあるヤスさん(三浦泰年監督兼GM)の存在が大きかったです」

 ――三重県の印象について
 「まだ右も左も分かりませんが、伊勢の辺りは『男はつらいよ』の第9話で出て来たかな。僕も、寅さんみたいにあの辺をフラフラしたい。後は僕がブラジルにいた頃、アイルトン・セナが鈴鹿でデッドヒートをしてチャンピオンになった。その印象が強いですね。“フーテンのカズさん”で色々なところを回って綺麗なお姉さんと出会ってそういうシーンが出来ればいいなと思います(笑)」

 ――兄の三浦泰年監督兼GMとのタッグになるが
 「ヤスさんは非常にボールを大切にするサッカーをします。僕もそういうサッカーが好き。今の自分には組織で戦うサッカーが一番合ってると思う。兄弟でやりにくいこともあるかもしれませんが、お互いにプロ同士、意見も共有して自分自身、成長したい」

 ――今回の移籍が、JFLのリーグ全体に与える影響は
 「どのくらい影響があるか自分では分かりませんが、横浜FCを出て、新たな挑戦をすると言ったときにいろんなメディア、サポーターに注目してもらったり、年末年始とニュースになることも多かった。それを考えると自分がJFLで戦う意義は大きいのではないかと思う」

 ――JFLならではの厳しさは
 「ウェア一式が支給されましたが、サッカーストッキングが入ってませんでした。自分で用意して下さいと、JFLは厳しいなぁと(笑い)。サッカーでも良く言われるのが、技術、戦術よりもフィジカル的になってしまう。でもサッカーの根本は変わらないと思っているし、自分の中では想定内。勝つことの厳しさはJ1でもJFLでも同じだと思っています」

 ――きょうの練習中、鈴鹿の他選手から聞かれたことは
 「まだそんなに話せてませんが、ストッキング事件のときに“ここではこういうことが多いです。何とかして下さい”と。(会見に同席した吉田)社長、笑ってないでお願いしますよ、まずストッキングを(笑い)。選手はまだ皆、遠慮してると思いますが、どんなシャンプー、香水を使ってんだろって見てるんだろうなぁとは思いながら控え室にいました」

 ――先ほど、鈴鹿が良いサッカーをしていたと言いましたが
 「横浜FC時代にもサッカーを知らない友人が見に来ても、しっかり組み立てて、みんなが連動し、ボールが良く動いてゴールまでいくサッカーが面白いという。僕自身もパスが回って人がスムーズに動いてゴールまでいくのが“良いサッカー”と思っている。ヤスさんのサッカーもそういうものを目指してると感じたので、そう表現させてもらいました」

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2022年1月31日のニュース