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C大阪大久保が引退会見 OBの森島社長と西沢氏が労いの言葉「こんなに愛された選手はいなかった」

[ 2021年11月22日 19:03 ]

引退会見を終え記念写真に納まる(左から)C大阪・森島社長、大久保、西沢氏 (撮影・奥 調)
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 今季限りで現役引退するC大阪の元日本代表FW大久保嘉人(39)が22日、大阪市内のホテルで引退会見を行い、かつてともにプレーしたC大阪OBの森島寛晃社長(49)と西沢明訓氏(45)から花束と労いの言葉を送られた。

 森島社長は大久保に花束を贈呈すると、「嘉人、20年間、まだ今シーズンは終わってないですけど長い間現役生活お疲れさまでした」と声をかけた。「18歳、高校を卒業してセレッソ大阪に入って、初めてこんだけ負けず嫌いと、常にゴールを目指す、なかなかこういう選手って見たことないなと最初に入ってきたときの凄い印象があります」と話すと、「ときには試合の中で西沢選手に凄く怒られることもあったり、またレフェリーの皆さんに勝ちたいという思いでいろいろとご指導いただくことも多々あったと思いますけど、本当にこれだけ勝利に対して最後の最後まであきらめない気持ちを出せるっていうのは、本当に素晴らしいなと思っておりました。気づけば日本から世界で活躍して、また(J1で)191ゴールと本当に素晴らしい、日本のサッカー界を引っ張っていっている、改めて偉大な男だと感じました」と称賛。「選手は引退しますけど、また日本のサッカー界をこれからも今までの経験というものをいろんな形で伝えて行って欲しいなと思います。今日の会見を見てもやんちゃなピッチでの一面じゃない嘉人の良さも伝わってきて、最後残り試合もありますんで、ぜひここで思い切ったプレーを見せてほしいなと思います」とエールを送った。

 続けて登場した西沢氏も花束を贈呈すると、大久保にメッセージ。「大久保嘉人。これほどまでにいろいろな方々に迷惑をかけて批判されて、それでもこんなに愛されたサッカー選手はたぶん今までいなかったんじゃないかなと思います」と語ると、「今シーズンのプレーを見ていても、ルヴァン(杯)決勝、先日の川崎F戦、まだまだやれるんじゃないかっていう思いもありますが、必要とされている中で、自分で決断して引退する、そういう選手は数限られると思うので、本当に嘉人の決断を尊重したいと思います。長い間、お疲れさまでした」と労った。

 大久保は01年に国見(長崎)からC大阪へ入団。J2降格となった02年に得点ランク2位となる18得点でブレークを果たし、1年でのJ1復帰に貢献した。03年からは背番号10を背負った。その後はマジョルカ(スペイン)、ヴォルフスブルク(ドイツ)、神戸移籍などを経て13年に川崎Fに完全移籍。同年から前人未踏の3年連続得点王に輝き、14年ブラジルW杯にサプライズ招集された。

 21年にC大阪に復帰。前年所属したJ2東京Vで無得点に終わったことから限界説が流れていたが、開幕から3戦連発で復活をアピールした。

 J1歴代最多通算475試合191得点。ベスト11は3度。日本代表としては国際Aマッチ通算60試合6得点。10年南アW杯、14年ブラジルW杯出場。闘争心が強く、警告枚数はJ歴代最多。退場回数も12回。数々の記録と記憶を残したレジェンドだった。

 ◆大久保 嘉人(おおくぼ・よしと)1982年(昭57)6月9日生まれ、福岡県出身の39歳。苅田SSSから国見中、国見高を経てC大阪加入。国際Aマッチ通算60試合出場6得点。W杯10年南アフリカ大会、14年ブラジル大会に出場。家族は莉瑛夫人と長男・碧人(あいと)さん、次男・緑二(りょくじ)くん、三男・橙利(とうり)くん、四男・紫由(しゆう)くん。1メートル70、73キロ。

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