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ミスから痛恨失点で手痛い2敗目 MF遠藤「岳を責められない」 前を向き「勝点3を積み上げていく」

[ 2021年10月8日 07:54 ]

<サウジアラビア・日本>激しく競り合う遠藤=右(AP)
Photo By AP

 日本代表がサウジアラビアに0―1で敗れ、7大会連続のW杯出場を懸けた最終予選で手痛い2敗目を喫した。MF柴崎岳(29)のバックパスのミスから痛恨の失点。ボランチを組んだMF遠藤航(28)は「(柴崎)岳を責められるわけではない」とかばった。

 後半26分。柴崎のDF吉田麻也(33)へのバックパスがずれて相手FWアルブリカンへのスルーパスのような形となり、決勝点を献上した。随所にボールロストがあった柴崎のポジショニングについて、遠藤は「立ち位置的に悪かったと思わない」としながら、「(ボランチの)2人の関係性で完結してしまったというか。前を向いたタイミングで顔を出したときにパスが出てこなくて、バックパスになるのはあったかなと思う。距離感は相手の方が良かったかなというのはあります」と反省した。

 最終予選で奪った得点は3試合でわずか1。攻撃の連動性にも課題を残した。「速攻のところで失うシーンが多く、前に入った後にサポートするシーンを作れていなかった。縦を急ぎすぎないのも大事だったかなと思う」と指摘。「チームとして緩く入ったつもりはない。一個一個の球際や走るところはやれていた」とベースの部分では負けていなかったとしながらも、「攻撃での精度はチームとして改善できるかなという感じですね」と課題をはっきりと指摘した。

 チームは8日深夜に帰国後、3連勝と勢いに乗るオーストラリアと12日に埼玉で対戦する。1勝2敗と厳しい状況に追い込まれたが、「あと7試合ある。目の前の1試合で勝点3を積み上げていくしかない」とキッパリ。「周りの結果より、自分たちが勝点3を積み上げていくことだけを考えてプレーしていくしかない」と前を向いた。

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2021年10月8日のニュース