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森保JAPANドーハの進撃!!やっぱり「ハンパない」大迫V弾で中国撃破 初戦黒星の悪夢から目覚めた

[ 2021年9月8日 05:30 ]

W杯アジア最終予選B組   日本1-0中国 ( 2021年9月7日    カタール・ドーハ )

<中国・日本>前半40分、先制ゴールを決め雄叫びを上げる大迫(右)(C)JFA
Photo By 提供写真

 B組の日本は、カタール・ドーハでのW杯カタール大会アジア最終予選第2戦で中国と対戦し、1―0で勝利した。オマーンとの初戦に敗戦。連敗なら森保一監督(53)の進退問題に発展しかねない一戦だったが、FW大迫勇也(31=神戸)が前半40分に値千金の決勝ゴールを挙げ、7大会連続のW杯出場を目指す日本の危機を救った。 

 ドーハで歓喜が生まれた。大迫が相手の守備ブロックを引き裂く“半端ない”ボレーシュートを決めた。オマーン戦後に「いかにサイドを使えるか。僕もゴールを取るためにやらないといけない」と話していた31歳。DF2人の間から飛び出ると、右サイドの伊東がDFを置き去りにして上げたクロスに目いっぱい右足を伸ばす。左ネットが揺れると、何度も叫んだ。

 日本を救う一発だった。2日は格下のオマーンに0―1でまさかの敗戦。引いて中央を固められる用意周到さに屈した。「選手自身に意思統一できる同じ絵を持たせてやらなくてはいけない」。二の舞いを避けるため、森保監督はドーハ入り後に選手と話し合いを重ね、短時間でも濃く戦術を共有した。チームは目が覚めたように、打って変わった。

 久保、古橋、冨安、室屋が前回のメンバーから代わって先発。5バックの中国にも強固な守備ブロックを敷かれたが、鋭い縦パスを交えて前後左右に揺さぶり、立ち上がりから圧倒した。特にトップ下の久保は前半23分に左ポスト直撃の右足シュート、同38分には左足ミドルを放つなど前半から決定機を演出。空調完備で22度に保たれたハリファ国際スタジアムだが、熱のこもったプレーだった。

 「30%」。アジア最終予選の2試合で合計勝ち点3だった国が、過去にW杯に出場したパーセンテージだ。10カ国で、韓国(06年)と日本(06年、18年)の2カ国のみ。数字上は高くはないが、前回も「突破率0%」だったデータを初戦敗戦以後は6勝2分けで覆してロシアへの切符を獲得した日本には、確かな自信がある。来月は敵地でサウジアラビア、ホームでオーストラリアと難敵との2連戦。勝ち点を積み重ねていく。

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2021年9月8日のニュース