×

三菱重工浦和のシンデレラガール・塩越柚歩 12日開幕WEリーグの“顔”となる

[ 2021年9月8日 15:22 ]

塩越柚歩
Photo By スポニチ

 12日に開幕する国内初のサッカー女子プロリーグ「WEリーグ」に参戦する三菱重工浦和が8日、12日の開幕戦・日テレ東京V戦(味フィ西)に向けて練習を公開した。今夏の東京五輪に出場した日本代表MF塩越柚歩(23)は、自身4年ぶりの開幕戦での先発出場へ向け「新しいリーグが始まる開幕戦は今年しかない。そういった意味では、歴史に残るので勝って勢いに乗りたい」と意気込んだ。

 日本女子サッカー界の新たな幕開けとなる開幕戦。プロリーグ化となった新リーグの未来を占う一大イベントであり、昨季なでしこリーグ女王の浦和と皇后杯覇者の日テレという好カードが初戦で組まれた。緊急事態宣言下で観客数の制限がありながらも、チケットは完売。初戦は地上波で生中継されるだけに、お茶の間にアピールするチャンスを逃すわけにはいかない。

 昨季はリーグ全18試合出場で3得点。チームのリーグ優勝に貢献し、昨年10月のなでしこジャパン初招集から東京五輪へ一気に駆け上がった。シンデレラガールと呼ばれ、ファッション雑誌でもモデルデビュー。成長とともに、右肩上がりで注目を集めてきた塩越は「まずは自分らしさを出して結果を残すこと。それがチームの勝利につながれば、いろんな方が見てくれると思う」

 Jリーグ開幕時には三浦カズ、ラモス瑠偉、北沢豪らリーグの顔となる存在がいた。澤穂希が引退以降、長らく女子サッカー界をけん引するスター不在。新リーグの“顔”となるべく、塩越が開幕戦のピッチで視線を集める。

続きを表示

2021年9月8日のニュース