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“V候補”スペイン 執念の逆転勝ちで五輪4強入り 岡崎元同僚FWが劇的同点弾などハット達成し救世主に

[ 2021年7月31日 19:51 ]

東京五輪第9日 サッカー男子準々決勝   スペイン5―2コートジボワール ( 2021年7月31日    Qスタ )

<スペイン・コートジボワール>延長後半、チーム4点目のゴールを決め、ガッツポーズのスペインFWラファミル(AP)
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 東京五輪男子サッカーは31日、各地で決勝トーナメント準々決勝が行われ、大会注目の“金メダル候補”U―24スペイン代表がキューアンドエースタジアムみやぎでU―24コートジボワール代表と対戦。後半アディショナルタイムに1―2と勝ち越しを許すも、投入直後のFWラファミル(ウルブズ)が終了間際に起死回生の同点弾。延長戦でもゴールを決めるなど3得点の活躍で5―2の勝利に貢献。敗色濃厚から一転、逆転で準決勝進出を決めた。

 1次リーグC組首位通過も1勝2分けと苦戦したスペインは、故障明けで先発復帰したDFミンゲサ(バルセロナ)が開始10分で22日のエジプト戦に続きまたも負傷交代。すると直後のセットプレーから失点。コーナーキックから相手DFエリック・バイリー(マンチェスターU)に押し込まれ先制点を許した。

 それでも同30分にFWダニ・オルモ(ライプチヒ)が同点ゴール。右サイドのFWアセンシオ(Rマドリード)からのクロスを相手DFが胸でGKへ返そうとしたボールを奪いゴールネットを揺らした。

 その後はこう着した試合展開が続くと後半アディッショナルタイムに試合が動く。まず後半46分、相手FWグラデル(シバスポル)に強烈なミドルシュートを決められ敗色濃厚になるも、昨季ウエスカで日本代表FW岡崎とともにプレーしていたFWラファミル(ウルブズ)の“執念”が劇的な同点ゴールを呼ぶ。

 勝ち越し点を許した直後の後半アディショナルタイムに途中出場したFWラファミルは、右サイドからのクロスボールを相手DFがクリアしきれず互いにお見合いしているなか競り合いにいき、そのこぼれ球を素早く反転。左足ダイレクトで押し込み土壇場で同点に追いついた。

 2―2の延長前半8分にはFWオヤルサバル(Rソシエダード)がPKから決勝点。FWラファミルもダメ押しの2点を追加しハットトリックを達成。起死回生の同点劇から逆転勝利を飾り、4強入り。準決勝では日本―ニュージーランド戦の勝者と対戦する。

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