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なでしこ 強豪カナダから勝ち点1奪取 FW岩渕が“史上初”5戦連発となる執念の同点弾

[ 2021年7月21日 21:24 ]

東京五輪女子サッカー1次リーグE組   日本1―1カナダ ( 2021年7月21日    札幌ド )

<五輪女子サッカーー 日本・カナダ>後半、岩渕がゴールを決め喜ぶ(撮影・西海健太郎)
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 女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」は21日、東京五輪1次リーグE組初戦(札幌ド)で女子カナダ代表と対戦し、1―1の引き分け。1点を追いかける後半8分、VAR判定により得たPKのチャンスをFW田中美南(27=レーバークーゼン)が痛恨の失敗。苦しい展開が続いたがFW岩渕真奈(28=アーセナル)が後半39分に起死回生の同点弾。日本女子史上初の5試合連続ゴールで五輪では2大会連続銅メダルの強豪から勝ち点1を獲得した。

 日本は開始早々に失点。前半6分、自らの放ったシュートのこぼれ球をFWシンクレアに決められ、出ばなをくじかれると、攻撃陣も不発。決定機を作れないまま前半が終了した。

 ここで高倉監督は後半頭からFW菅沢に代えFW田中を投入。試合の流れを変えにいくと開始早々にペナルティーエリア内でFW田中と相手GKラベが接触。主審は最初、田中のファウルとするも、VAR判定の結果判定が覆りPKを獲得。このチャンスにFW田中が自らキッカーとしてシュートを狙うも、コースが甘くGKラベに止められノーゴール。田中との接触で負傷し、涙ながらに“強行出場”した相手守護神の気迫のプレーにカナダベンチが沸いた。

 GKラベは後半13分に途中交代。代わって投入されるGKシェリダンと熱い抱擁を交わし、ピッチを後にした。

 すると同39分、エースFW岩渕が起死回生の同点弾。嫌な流れを払拭する“歴史的一撃”で1―1のドローに貢献。カナダと勝ち点1を分け合い、同組2位タイでのスタートとなった。

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