柏　土壇場失点でドローも「得たものの方が多い」　新加入FWアンジェロッティが途中出場で2発！

YBCルヴァン杯1次リーグ第5節C組   柏3―3浦和 （ 2021年5月5日    三協F柏 ）

＜柏・浦和＞後半14分、アンジェロッティが来日初ゴールを決める（撮影・篠原岳夫）
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　J1柏はホームに浦和を迎え、引き分けに終わった。0―1とリードされ迎えた後半、新加入のFWアンジェロッティ（23）が2ゴールを挙げ逆転に成功。更に1点を追加したチームは、試合を締めにかかった後半ロスタイムに立て続けに失点を許し、勝ち点3を目前で逃した。

　雨風が吹き荒れる悪天候の中、前半9分に失点を許し、0―1で試合を折り返す。点の入らない嫌な流れを変えたのは途中出場のFWアンジェロッティだった。後半14分、左からのFKを頭で合わせ試合を振り出しに戻すと、22分のPKも冷静に左隅へ流し込み2点目。39分にはU－24日本代表候補のDF古賀太陽（22）がゴール前の混戦を右足で沈め3―1とリードを広げた。しかし迎えた後半アディショナルタイム、立て続けに2失点を許し、白星を逃した。

　この日2得点を挙げた期待のFWをネルシーニョ監督（70）は「アタッカーで点の取れる選手」と評価する。前半終了間際に負傷したFWペドロハウル（24）に代わり、センターフォワードを務めたアンジェロッティは試合後、「中央での攻撃的な役割を果たすことが自分に一番適している」と自身の強みを語った。足下でボールを受けることも、相手DFラインの裏へ走ることもできる“万能型FW”が、今日は結果で存在感を示した。白星を逃した試合に指揮官も「最後失点を許してしまって残念な結果ではあるが、失ったものよりも得たものの方が多い」と顔を上げた。