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横浜ドローも1次L突破 新加入FWレオ・セアラがまた結果!得意のヘッドで先制点

[ 2021年5月5日 17:38 ]

YBCルヴァン杯1次リーグ第5節D組   広島1―1横浜 ( 2021年5月5日    Eスタ )

<広島・横浜>前半、先制ゴールを決め、高野(左)とタッチを交わす横浜のレオ・セアラ
Photo By 共同

 ルヴァン杯の1次リーグ第5節が各地で行われ、D組の横浜は敵地で広島に1―1で引き分け、最終節を残して1次リーグ突破を決めた。

 加入後、公式戦初先発を果たしたFWレオ・セアラ(26)が先制点を決めた。前半28分、右サイドのMF天野純(29)にボールを預けると、ゴールに向かって前進。天野からのクロスをニアから得意のヘディングで押し込んだ。

 新型コロナ下でブラジルからの来日が遅れ、合流したのは4月20日。その4日後に途中出場でのデビューから1分足らずでゴールを決めたJ1の横浜FC戦を皮切りに、出場3試合、分数に換算すると88分間で2得点と結果を残している。「難しい時間帯、試合でこうやって決められたのは良かった。(天野のクロスは)凄く速く、いいボールで、ヘディングしやすかった」と振り返った。

 ヘディングは自身の最大の武器で「特長でもある。強いと思う」と自負している。1メートル78、78キロの体は上半身まで筋骨隆々。「(最前線の)僕のポジションは体を張る。プレーの幅も広がるので、ここ3年ほど筋肉の強化は意識的にやっている」と明かす。アシストした天野は「彼は練習でも身体能力の高さを見せていた。特にヘディングは非常に強いなと個人的に感じていた」と言い、「レオが1回僕に預けてそのままゴールに向かって走っていった。その延長戦上に速いボールを出せば決めてくれるかなと思って入れた」とアシストの裏側を明かした。アンジェ・ポステコグルー監督(55)も「ゴールもそうだが、彼はしっかりキープができる部分も脅威だった」と評価した。

 チームは土壇場の後半アディショナルタイムに広島FW鮎川峻(19)にゴールを許して追いつかれたが、1次リーグ突破を決めた。天野は「リーグ戦含めて(15試合)負けなしでチームとしていい状態で来ている。最後に追いつかれてしまって負けたみたいなに雰囲気になっていますけど、負けてはいないのでポジティブに捉えていきたい」と前を向いた。

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2021年5月5日のニュース