酒井高徳が「代表引退」を口にした真意とは 2021年シーズンもクラブに一意専心

[ 2021年2月23日 05:30 ]

新たなシーズンに向けて調整する酒井(C)VISSEL KOBE
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 スポニチ本紙のインタビューで今季への決意を口にした神戸の元日本代表DF酒井高徳(29)は、W杯ロシア大会を最後に自ら一線を引いた日本代表に対しての思いも問われ「変わらない」と語った。

 10年に初招集され、W杯は2度出場。国際Aマッチは通算42試合を誇る。「代表が恋しくないといえばうそになる。代表の活動を見ていて、自分がそこでやっていたこと、日の丸を背負って戦う緊張感や喜び、楽しさを思うところはある」。そう話した上で、27歳の時に決断をした理由を改めて明かした。

 「自分が退くと言った内容や発言、真意にブレはなくて。これ以上、結果を残せないまま代表にいる自分を少し考えたくなかった。自分は2度のW杯を経験して、最後は試合に出られましたけど。大事な試合で、自分の本職のポジションではなく…。代表って、やっぱり競争があるところ。活躍できない人は出られないし、できる人が出られる。それにふさわしい選手が代表であるべきで。自分が出られなかったことを重く受け止めているというか、それが自分の実績、実力だと思っているので。正直、その役割を担うために次の4年間を同じポジションで過ごすことは考えられなかった。それが全てではないけど…」

 理由は一つだけではなく「いろいろな要因が重なった」という。自分の力のなさを認めつつも、同時に日本代表の未来も思ってきた。

 「自分は、自分のことをうまいと思って生きてきた選手じゃないので。自分よりうまい選手、ポテンシャルを持った選手が多いというのは日本でも感じること。自分が代表に居座れたとしても、次のW杯でおしまいぐらいの年齢。ドイツ代表でも、バイエルンやドルトムントでバリバリに出ている選手を招集せず、若い選手を入れて試合を戦っていることもある。それは凄く良いことだと思いますし、目先の勝ちだけにこだわって代表を作っても、代表の進化にはならない。そういった意味でも、長い意味で日本代表が強い時期を作るためには、若い選手が出てくることは大事になる」

 この3月に30歳の誕生日を迎える酒井。まだまだ日本を代表するサイドバックであるものの、今季も神戸のためだけに戦い続ける。

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