×

南野獲得サウサンプトン、補強ターゲット切り替え移籍期限最終日の朝から交渉開始

[ 2021年2月2日 10:52 ]

南野(AP)
Photo By AP

 イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンは2日、昨季王者リバプールに所属する日本代表FW南野拓実(26)を今季終了時までの期限付き移籍で獲得したと発表した。リバプールも同日に発表した。

 サウサンプトンのラルフ・ハーゼンヒュットル監督(53)は「今季の残りの期間で、南野を迎えることができて非常にうれしい。彼は優れた攻撃オプションをもたらしてくれる。重要なのは、我々にとってふさわしい経歴の持ち主であること。南野の加入で、これからの大事な時期に選手層に厚みが加わる。練習場で彼と一緒に仕事を始めるのを楽しみにしている」と語った。

 英メディアの報道によれば、買い取りオプションはつかない。サウサンプトンは冬の移籍期間最終日となる1日朝からリバプールと交渉を開始。両クラブが基本合意に達し、同日夜に南野はサウサンプトンのメディカルチェックを受けた。

 英BBC放送によると、サウサンプトンは当初アーセナルのMFエインズリー・メイトランド・ナイルズ(23)をレンタルで獲得しようとしたが、ウエストブロミッジへの期限付き移籍が決まり、失敗。補強ターゲットを南野に切り替えたサウサンプトンの希望で今回のレンタル移籍が実現したという。

 南野は昨年1月に移籍金725万ポンド(約10億円)でオーストリア1部ザルツブルクからリバプールに4年半契約で移籍。在籍2季目となる今季は公式戦17試合に出場し、4ゴールを挙げていたが、公式戦の直近9試合で出番が2試合(そのうち先発は1試合)しかなく、出場機会が激減していた。国内リーグ戦の直近7試合では、途中出場のバーンリー戦の1試合のみ(1月21日)。

 英衛星放送スカイスポーツによると、南野は2日に敵地で行われるマンチェスター・ユナイテッド戦には登録が間に合わず、出場しないとみられる。6日のニューカッスル戦には出場できる見通し。

続きを表示

2021年2月2日のニュース