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角田誠 ポルベニル飛鳥にコーチ兼選手で加入 営業&育成含め“4足のわらじ”

[ 2021年2月2日 05:00 ]

ポルベニル飛鳥にコーチ兼選手として加入する角田
Photo By スポニチ

 J通算471試合出場を誇るDF角田誠(37)が、奈良からJリーグ入りを目指す関西リーグ1部のポルベニル飛鳥にコーチ兼選手として加入することが1日、分かった。昨季限りでJ2長崎を退団した中、関係者によると、京都時代に指導を受けた美濃部直彦監督(55)とともに再び戦うことを決意。恩師の下で、新たに指導者としてのキャリアもスタートさせることが決まったという。近日中に発表される。

 17歳の時に京都でJリーグデビューを飾った角田は、これまで名古屋や仙台、川崎F、清水、長崎に在籍し、11、12年には優秀選手賞を受賞。年代別代表としては五輪予選などを戦った経験を持つ。昨季終了後、指導者に転じるため一度は現役引退を決心していたが、ポルベニル飛鳥から選手としてもオファーを受けて翻意。コーチ兼選手にとどまらず、クラブの営業、そして育成の活動にも携わっていく見込みだ。

 角田を獲得したポルベニル飛鳥は、19年に関西リーグ2部で準優勝を飾って昇格を果たし、昨季は“J5部”相当の同1部で7位だった。過去に京都でテクニカルディレクターなどを歴任した高間武氏(64)が総監督兼クラブアドバイザーを務め、今オフに美濃部監督を招聘(しょうへい)するとともに、守備の強化にも着手。実績十分のDFを迎え入れ、今季の目標であるJFL昇格を成し遂げる。

 ◆角田 誠(かくだ・まこと)1983年(昭58)7月10日生まれ、京都府宇治市出身の37歳。宇治巨椋ボンバーズ、京都ジュニアユース、同ユースを経て02年にトップ昇格。センターバックやボランチを主戦場とし、Jリーグ通算471試合出場23得点。1メートル80、78キロ。利き足は右。

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2021年2月2日のニュース