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本田圭佑 移籍先決定ウインドーにこだわらず「何回も失敗するんですけど、自信だけはあるんですよ」

[ 2021年1月26日 19:49 ]

本田圭佑
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 昨年2月に加入したブラジル1部ボタフォゴ退団を年末に表明した元サッカー日本代表MF本田圭佑(34)が26日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「本田圭佑 『NowVoice』」(火曜後7・00)にポルトガルからリモート出演。移籍先決定の時期について、移籍市場が閉まる1月を超えて2月以降になる可能性を示唆した。

 番組冒頭でアシスタントを務める同局の東島衣里アナウンサー(30)から「お答えできる範囲で」として移籍先について聞かれた本田。12日放送の同番組で現在ポルトガルのポルティマンに滞在し、移籍先の有力候補となっているポルティモネンセの練習を見たり自身のリハビリを行っていることを明らかにしていたが、2週間ぶりに移籍の進捗状況について聞かれたこの日もまずは「変わらずですね」と明かした。

 「そこ(先々週)から特に変わっておらず、変わらずこのクラブでリハビリやってます」とポルティモネンセでの様子を明かした本田。「前回話したように他のクラブも継続してアプローチをしているような感じ。正確に言うと、自分がそんなに乗り気じゃないようなクラブからのオファーはいただいてたりしてるんです、南米のクラブとかアジアのクラブとか。ヨーロッパは今のところ今いるポルトガルのチームが最有力なんですけど、もう少し粘りたいなーと思ってるんで。もう1月末なんですけど、サッカー選手はだいたいどこも(移籍の)ウインドーが1月末までで閉まっちゃうんですね。でも、僕の場合は今フリーエージェントなので2月超えてもですね、ウインドーの期間に限らず縛られず移籍ができるので、最悪は1月超えてもですね、ちょっとちゃんと選びたいなっていう感じかなー」と新チーム決定に慎重な姿勢を崩さなかった。

 その上で「そんな選択肢は多くないんですよ。やっぱね、この年齢になってきてなかなかコンセプトとして僕みたいなおっさんをね、必要としてくれるクラブは少ないっていうのは現実的に本当に素直に感じてます」と珍しく“弱気”なコメントも口にした本田。「だから選択肢は僕が自分がもっといけるという主観と現実の各クラブが僕を必要としてくれるかっていう現実ですよね。ここにはやっぱり開きがあるので、正直満足得るオファーはないんですけど。その中でも、ちょっと妥協したとしても後悔のない形でのクラブ選びをしたいなというイメージですかね」と現在の心境を明かした。

 それでも「何回聞かれても個人的には自信しかないんですよ」と自信家の一面も。「それが僕の中であるからサッカー辞めてないんですけど。でも個人でどんだけ自信があっても個人で結果を出せないということはブラジルでも分かったことなので。やっぱり結果を出す上では自分の自信だけでなくチームの状況も大きく。むしろチームの状況に大きく左右されるのは間違いないので。そこをうまくね、自分にいけると思う場所を探したいなと思います」とし「何回も失敗するんですけど、自信だけはあるんですよ」と楽しそうな声で笑った。

 焦りについても「ないって言ったら嘘になるけど、皆さんが思っているよりは全然焦ってないというか、開き直るタイプなんで割と。だって、事実がすべてなので。そういう邪念って自分の脳みその問題なんで。どう人に見られたいとか、オリンピックに出られないかもしれないとか。じゃあ、それとどう向き合うかって自分しだいで。どう向き合ったとて、このオファーがあるない状況で別に何も変わらないので、そこは等身大のまま受け入れるっていう」と話していた。

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2021年1月26日のニュース