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レアル下部所属のMF中井卓大がトップ練習に初参加 現地紙も注目「ピピって誰だ?」

[ 2020年10月13日 18:40 ]

中井卓大
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 スペイン1部レアル・マドリードの下部組織に所属する元U―15日本代表MF中井卓大(16)が、12日にジネディーヌ・ジダン監督(48)率いるトップチームの練習に初めて参加したと、複数の現地メディアが報じた。

 愛称の「ピピ」で選手登録されている中井について、地元紙アスは「レアル・マドリードのもう1人の日本人選手ピピを、ジダンが引き上げた」と報道。現在フベニルB(U―18)に所属している中井について、クラブは今季中にユース最上位のフベニルA(U―19)へ昇格させることを検討するなど、ホープとして大きな期待を寄せているという。またラウル監督(43)が率いるカスティージャ(Bチーム)の練習に既に3度参加しており、”飛び級”で公式戦に出場する可能性もあると伝えた。

 同紙は「日本人のピピって誰だ?」と題した別の記事で、中井の経歴を詳しく紹介。2014年に10歳でレアル・マドリードの下部組織に加入したこと、加入当初はチームで一番小さかったためテクニックはあっても途中出場が多かったこと、人一倍の努力を重ねて厳しい競争を勝ち抜きカテゴリーを上がってきたこと、トップチームのクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(35)、ビリャレアルへ期限付き移籍中の日本代表MF久保建英(19)らに憧れていることなどを伝えた。

 また同紙によると、クラブは中井の技術だけでなく、謙虚さ、学ぶ姿勢、献身性も高く評価。下部組織では中盤で主に司令塔役を務めているが、カスティージャ(Bチーム)のラウル監督は1対1の能力を強化するためにウイング(サイド)でも起用している。早ければ来年1月にカスティージャと初の“プロ契約”を結ぶ見通しという。

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2020年10月13日のニュース