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森保J 遠藤、出場9勝1分けの負けない男「準備できています」 13日コートジボワール戦

[ 2020年10月13日 05:30 ]

国際親善試合   日本ーコートジボワール ( 2020年10月13日    ユトレヒト )

練習で笑顔を見せる遠藤(手前右)と久保(撮影・神尾光臣通信員)
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 日本代表は13日、アフリカの強豪コートジボワールと親善試合を戦う。ハムストリングの違和感が癒えたMF遠藤航(27)は先発が濃厚。18年9月の森保ジャパン発足後、遠藤の出場した試合は9勝1分けと出場10試合以上の選手では唯一、不敗を誇る。ドイツでも屈指の評価を受けるデュエル(1対1の競り合い)の強さを武器に20年初勝利へと導く。

 デュエルの強さが武器の不動のボランチが出動準備を整えた。遠藤は「試合に向けての準備はできています」と力強く言った。3日のレーバークーゼン戦でハムストリングに違和感を覚え、オランダ入り後に森保監督、ドクターと協議の末、9日のカメルーン戦は回避。コートジボワール戦に照準を定めてきた。

 アフリカ勢と対峙(たいじ)する上で鍵は「対応力」に置く。「監督の提示や分析も頭に入れながら、はまらなかった時にどう対応するかは選手に求められる」と遠藤。前半、苦しんだカメルーン戦はベンチで見守りながら、ハーフタイムには柴崎とプレスのかけ方、後半の修正点を話し合った。「もう少しマンツー気味で守備をすると人に強くいけるチームになる」とも話した。

 遠藤の持ち味といえば、ボール奪取をはじめとするデュエルの強さ。今季は自身初のドイツ1部でも全試合に出場。同公式サイトによれば、デュエル勝利数はリーグ全体2位と屈強な相手に全く引けをとらない。森保ジャパン発足後も遠藤の出場試合は9勝1分けと不敗が続く。貢献度は高く、勝利を呼ぶデュエルなのだ。

 もちろん、守備だけでなく攻撃面の上積みも目指す。理想像にはモドリッチ(Rマドリード)を挙げる。遠藤とはタイプが異なるが「攻撃的な選手なのに守備もうまい」が理由だ。今年で27歳。今合宿では東京五輪世代で同じポジションの板倉、中山らにリオ五輪での経験を伝えるなど、世代間の融合にも積極的だ。20年初勝利へ、日本の心臓が攻守に真価を見せる。

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2020年10月13日のニュース