森保ジャパン　終盤出場DF植田が劇的決勝弾!コートジボワール下し2020年初勝利

男子サッカー国際親善試合   日本1―0コートジボワール （ 2020年10月13日    オランダ・ユトレヒト ）

＜国際親善試合　日本・コートジボワール＞前半、競り合う遠藤（右から2人目）（左から2人目は鎌田）（JFA提供）
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　男子サッカー日本代表は13日、オランダ・ユトレヒトでコートジボワール代表と対戦。1―0で勝利し、2020年初勝利を挙げた。後半アディショナルに途中出場のDF植田直通（セルクル・ブリュージュ）が代表初ゴールとなる決勝弾。鹿島時代の同僚MF柴崎岳（28＝レガネス）からのフリーキックを頭で押し込んだ。先発出場した19歳MF久保建英（ビリャレアル）は後半16分に途中交代し、代表初ゴールはお預けとなった。

　カメルーン戦からスタメン7人を変更した日本は4―2―3―1のシステムでスタート。DFラインは右から室屋、吉田、冨安、中山と並び、久保は中盤左サイドに入った。

　前半2分に久保が鈴木からのクロスにゴール前で合わせシュートを放つなど、序盤から積極的な姿勢を見せたが前半は得点が動かず。サイドを突破するもゴール前の人数が少なくクロスに合わせられることが出来ない場面が多かった。

　それでも守備陣が奮闘。ペペ（アーセナル）、ジェルビーニョ（パルマ）、コルネ（リヨン）、オーリエ（トットナム）らを擁するアフリカ屈指のタレント軍団対し決定機を作らせず。ジェルビーニョのドリブル突破に対しても吉田や遠藤が的確な対応を見せた。

　後半に入るとコートジボワールがシステムを3―4―3から4―3―3に変更。開始3分でジェルビーニョにペナルティーエリア内に進入され左足でシュートを打たれるもGKシュミット・ダニエルが好セーブ。同5分にはゴール前でケシエ（ACミラン）に素早いボールコントロールから右足でシュートを狙われるもボールは枠の上へと外れた。

　やや劣勢となった日本は後半16分に久保に代え南野を投入。南野は同26分、鎌田の左サイドからのパスに左足ダイレクトでボレーシュートを放つが相手GKに阻まれゴールならず。同28分に鈴木に代え原口が投入されると、南野は中盤左サイドから1トップへとポジションチェンジした。

　0―0のまま試合が進むと後半44分にDF植田を投入。するとアディショナルタイムにドラマが待っていた。敵陣中央右サイドでフリーキックを獲得すると、キッカーの柴崎がゴール前に鋭いクロス。これを植田が上手くフリーになってファーサイドに飛び込み、頭で合わせて決勝ゴール。終盤出場した植田の活躍によってコートジボワール代表を撃破した。