新型コロナ感染のレアル元会長が死去…“銀河系軍団”礎築く 主将セルヒオラモスも追悼「とても悲しい日」

[ 2020年3月23日 05:30 ]

98年、欧州CLを制し優勝カップを持つレアル・マドリードのサンス元会長
Photo By ゲッティ=共同

 レアル・マドリードは21日、新型コロナウイルスの陽性反応が出ていた元会長のロレンソ・サンス氏が死去したと発表。76歳だった。複数の地元紙によるとサンス氏は8日間にわたって発熱の症状があり、17日に入院。その後は集中治療室で治療を受けていた。呼吸器の症状悪化とともに検査では腎不全を発症していたという。

 サンス氏は95~00年の黄金期にRマドリード会長を務めた。95年のボスマン判決(EU域内の自由移籍)の恩恵を受け、元ブラジル代表DFロベルトカルロス、元オランダ代表MFセードルフらスター選手を獲得。2度の欧州CL制覇を含む7タイトル獲得に貢献。「銀河系軍団」の礎を築いた。

 現在、チームメートとともに隔離状態にある主将のDFセルヒオラモスは「Rマドリードにとってとても悲しい日」と追悼。またクラブも「マドリディスモ(マドリー主義)は人生の大部分をRマドリードにささげた会長の死去を嘆き、悲しみます」との公式声明を発表した。

 スペインでは、感染による死者数が1000人を超えた。バレンシア、エスパニョールではクラブ内に感染者が出るなど深刻な状況で現在、中断中のリーグ再開は5月半ば以後となる見込み。猛威を振るうコロナ禍。スペインサッカー界の重鎮の訃報は大きな悲しみと衝撃をもたらした。

 ◆ロレンソ・サンス・マンセーボ 1943年4月19日生まれ、スペイン・マドリード出身の実業家。享年76。80年代半ばにレアル・マドリード理事に就任、95年から5年間、同会長を務め、00年会長選で現会長のペレス氏に敗北。98、00年に欧州CLを制覇するなど黄金期を形成。息子のフェルナンド・サンスはRマドリード、マラガなどでプレーした。

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