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バルサ メッシら給与カットに合意か コロナ禍で「カバー不可能な損失」 現地紙報道

[ 2020年3月23日 19:38 ]

バルセロナのアルゼンチン代表FWメッシ(AP)
Photo By AP

 スペイン1部リーグの名門バルセロナに所属するFWメッシらトップチームの選手が、新型コロナウイルスの影響による給与カットを受け入れる意向であると、23日付のスペイン紙アスが報じた。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、スペイン1部リーグは12日にリーグ戦中断を発表。再開は最短で4月4日以降で、5月にずれ込む可能性も浮上している。長期間のリーグ戦中断にともなう入場料、放映権収入の減少だけでなく、スポンサー、グッズ販売、スタジアムツアー、サッカースクールなど多方面で収入減に直面しており、バルセロナ首脳は「カバー不可能な損失」と説明。昨年9月に発表した今季予算10億4700万ユーロ(約1235億円)は達成不可能な状況に陥っており、予算の約53%を占める選手人件費についてもカットせざるを得ないという。

 バルトメウ会長は既にトップチームのキャプテンを務めるFWメッシ、副キャプテンのMFブスケツら中心選手に状況を説明しており、選手側は協力の姿勢を示しているという。

 21日付のスペイン紙マルカは新型コロナウイルスのサッカー界への影響を「経済的激震」を表現。ドイツ1部リーグのボルシアMGの選手はクラブを助けるために給与カットに合意し、フランス1部リーグでも同様の動きが広がっている。また、スペイン2部のラスパルマスでは職員の一時解雇が行われるなど、経済的基盤が弱い下部リーグではより厳しい状況に陥ると予想されている。

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2020年3月23日のニュース