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フォルラン 現役引退を表明 昨年から無所属「家族といることを優先するようになった」

[ 2019年8月7日 16:44 ]

現役引退を表明したフォルラン
Photo By スポニチ

 2014~15年にC大阪でプレーした元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(40)が現役引退を表明した。

 地元ウルグアイのニュース番組「テレムンド」のインタビューで「簡単ではなかったが、プロとしてサッカーをプレーすることを終える決断を下した」と語った。2018年5月にキッチー(傑志=香港)を退団してからは無所属で「最近、プレーするオファーを受けたが、(断る)言い訳を探していたし、えり好みをするようになって(決断が)難しくなっていた。子供達が生まれたことで、家族といることを優先するようになった」と心情を説明。「プロ選手として21年過ごしたが、子供のころに夢見たものより、ずっとずっと素晴らしいものだった」と栄光のキャリアを振り返った。

 祖父ファン・カルロス・コラッソ氏、父パブロ氏ともにウルグアイ代表選手というサッカー一家に生まれたフォルランは、1998年にインデペンディエンテ(アルゼンチン)でプロデビュー。2002~04年にマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)でプレーした。2004~07年にビリャレアル、2007~11年にアトレチコ・マドリードで、スペイン1部リーグ通算128得点(240試合)と活躍。2004~05年、2008~09年には欧州得点王に輝いた。

 インテル・ミラノ(イタリア)、インテルナシオナル(ブラジル)を経て、2014年1月にJ1C大阪に当時Jリーグ史上最高の推定年俸6億円で加入。入団会見では「こんばんは、日本の皆さん。初めまして。以前から日本のファンでした。過去に3回来たことがあり、素晴らしいおもてなしを受けました。たくさんの希望や夢を持って来ました。今年は良い成績を残せるように全試合努力します。どうもありがとう。おおきに」と約1分30秒にわたって日本語で意気込みを語った。1年目はリーグ7得点(26試合)と本領を発揮できず、チームもJ2に降格。2015年はJ2でプレーして10得点(16試合)と活躍していたが、6月に契約満了で退団し、母国のペニャロールへ移籍した。

 ウルグアイ代表では2002年~2014年にプレーして通算112試合36得点。W杯は3度出場し、2010年南アフリカ大会は5得点を挙げて得点王に輝き、チームの4位躍進に貢献した。

 引退後は指導者を目指し、既にコーチライセンスのコースを受講していることを明かし「(古巣の)ペニャロールを指揮したい。能力があるかどうかを見極めなくてはならないけど、夢としてウルグアイ代表の監督になれたら嬉しいね」と目標を掲げた。

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2019年8月7日のニュース