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大分・藤本が神戸へ完全移籍 片野坂監督「意思を尊重し苦渋の決断ですが移籍となりました」

[ 2019年8月7日 20:16 ]

藤本憲明
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 J1大分のエースFW藤本憲明(29)の神戸への完全移籍が決定したことを受け、クラブの片野坂知宏監督、榎徹代表取締役がホームページを通じ異例のコメントを発表した。

 片野坂監督は「J1昇格の原動力となり、これまでチームに多大な貢献をしてくれておりました」と藤本の活躍をねぎらい「チームとしても非常に痛い戦力を失います。その事は重々承知しており、もちろん慰留を望み話し合いもしました。しかし藤本の固い決意があり、その意思を尊重し苦渋の決断ですが移籍となりました」と心情を吐露。「これまでのトリニータへの貢献に感謝し、私としても決断を尊重し送り出したいと思います」とつづった。

 榎代表取締役は「大分で素晴らしい実績を残し、主力としてチームに貢献している選手の移籍は非常に残念です」と移籍を惜しんだが「しかしながら、このような場合には、選手の意思を尊重するのが第一だと考えています。その結果をクラブとしてはしっかりと受け止めていく所存であり、藤本選手の活躍を期待しています」とエールを送った。

 藤本はクラブを通じ「眠れなくなるほど悩みました。ここまで僕を成長させてくれた仲間、スタッフ、いつもどんな時も応援してくれたサポーターのみなさん、感謝しかありません」「シーズン途中で去ってしまうことになって本当に申し訳ありません。必ずトリニータはJ1残留できることを信じていますし、僕も成長してきます」とコメントした。

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2019年8月7日のニュース