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FC東京・久保 先制呼ぶキラーパス!途中出場で“違い”見せた

[ 2019年3月31日 05:30 ]

明治安田生命J1第5節   FC東京1―1浦和 ( 2019年3月30日    埼玉 )

<浦和・FC東京>後半途中から出場の久保(中央)はマルティノスをドリブルでぶっちぎる(撮影・篠原岳夫)
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 平成が生んだ“17歳の至宝”が左足でピッチに魔法をかけた。FC東京のMF久保は後半17分に途中出場すると、同30分に数人に囲まれながらもMF東へ絶妙なパス。「ヘディングで出そうとしたが届かないと思った。相手が食いついてきていたのでスペースにパスを出した」。的確な判断で守備網を無効化し、先制点を生んだ。

 J1の舞台でも一瞬で“違い”を見せた。日本代表の森保監督は既に6月にもA代表への初招集を示唆している。この日、対戦した日本代表での経験も豊富な浦和DF槙野は「A代表でもやれると思う。森保さんのやり方にもハマるだろうし、ぜひ上のレベルで見たい」と話した。

 だが、これが埼玉スタジアムの呪縛なのか。「前日にあまり勝てていない歴史を知らないと言ったが、歴史は怖いと思った」と久保。終了間際に同点弾を浴びる悪夢。03年の勝利を最後に、これで15戦勝ちなし(3分け12敗)。16年に及ぶ負の歴史は塗り替えられずに、首位から陥落した。

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2019年3月31日のニュース