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鹿島は引き分け レオ・シルバ同点弾も…後半開始直後の失点が重く響く

[ 2019年3月30日 19:25 ]

 明治安田生命J1第5節、鹿島は敵地で磐田と戦い、1―1で引き分けた。後半開始直後に喫した失点が、結果に重く響いた。「あの失点がめちゃくちゃもったいなかった。体力的にも余裕があり、“ここでギア上げていこう”というという話はしていたので。あれでゲームプランが崩れた」。FW伊藤翔(30)は悔しげに説明した。

 前半は0―0。ギアを上げる予定でいた後半に予定が狂った。開始1分弱。鹿島の左サイドを起点に攻め上がられ、両センターバックまで左サイド側につり出された結果、右から走り込んだ磐田MF松本に完全フリーでシュートを決められた。

 「あそこは埋めとかなきゃいけないスペースだったので、埋められなかった自分たちのミス」とFW伊藤。U―22日本代表DF町田浩樹(21)は「(後半)立ちあがりの集中だったり、前半決めきれる場面もたくさんありましたし、そういうところはまだまだかなと思う」とゲームマネジメントの課題を口にした。

 失点後はシュート10本を放ったが、守りを固める磐田を崩すのは容易ではなかった。得点は日本代表DF安西幸輝(23)とMFレオ・シルバ(33)のワンツーから生まれた1点で、ゴール左で安西からヒールパスを受けたレオ・シルバが、一度キックフェイントでDFを交わしてからファーの右ネットを揺らした。

 アシストを「落としただけ。うまく決めてくれてくれて良かった」と振り返った安西は、「しっかり(後半)立ち上がりから守って1点取れればもっと簡単なゲームだった」と浮かない表情。追いついての引き分けだったが、皆、一様に反省点を口にした。

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2019年3月30日のニュース