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横浜FC 平均33・9歳スタメンで今季ホーム初勝利 52歳カズ、39歳南、37歳松井が元気にプレー

[ 2019年3月23日 16:35 ]

明治安田生命J2第5節第1日   横浜FC2―0岐阜 ( 2019年3月23日    ニッパツ )

<横浜FC・岐阜>前半、ゴール前でボールを奪い合う三浦知良(左)と竹田(撮影・荻原 浩人)
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 横浜FCが2―0で岐阜を下し、今季ホーム初勝利を挙げた。

 昨季3位でJ1参入プレーオフにも出場したチームが、開幕2連敗を喫するなど1勝3敗で22チーム中19位に低迷。タバレス監督は“起爆剤”として4―2―3―1システムの先発1トップにJリーグ最年長選手の元日本代表FW三浦知良(52)を起用して勝負に出た。

 2017年4月15日の町田戦(町田)以来707日ぶりに先発したカズは自身の持つJ2最年長出場記録を51歳8カ月9日から52歳25日に更新。0―0だった後半9分にFWイバ(33)との交代でベンチに下がるまで54分間プレーし、交代の際にはスタンドから大きな拍手が送られた。

 そして迎えた後半12分だった。MF松浦拓弥(30)のドリブル突破が相手のハンドを誘って得たPKをイバが左足で冷静に決めて先制。後半40分にはイバのパスを松浦が左足で決めて2点をリードし、無失点で今季ホーム初勝利を飾った。
 この日の先発メンバーはカズに加えてGK南雄太(39)、MF松井大輔(37)、MF伊野波雅彦(33)、MFレアンドロ・ドミンゲス(35)とベテランがズラリ。先発出場選手の平均年齢は33・9歳と突出した高い数字になったが、タバレス監督は「今週のミーティングで自分たちの立ち位置、なぜ下位に沈んでいるか、なぜそこから抜け出したいか、どのような形で抜け出したいか、どのようにして上にいくのかということを話した。それを選手が自分たち1人1人の心に留めて覚悟をもってやった結果がこの勝利につながったと思う」とホッとした様子。

 PKながら途中出場で今季初ゴールを決め、2点目もアシストしたイバは「得点はPKだが、ストライカーにとって得点というのはいつでも大事なので決められて良かった」と笑顔だった。

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