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流通経大柏DF関川 三国に空中戦勝つ!得意の頭で“V弾”誓う

[ 2019年1月14日 05:30 ]

<流通経大柏>セットプレーの練習でボールをクリアする関川(手前)(撮影・大塚 徹)
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 第97回全国高校サッカー選手権の決勝は14日に埼玉スタジアムで行われ07年大会以来2度目の頂点を狙う流通経大柏(千葉)と16年大会以来2度目の優勝を目指す青森山田が激突する。13日にはそれぞれが最終調整を行った。鹿島入りが内定している流通経大柏のDF関川郁万(3年)は、相手のU―19日本代表DF三国ケネディエブス(3年)を警戒。同じセンターバック(CB)との空中戦を制し、得意のヘディング弾を叩き込むことを誓った。

 頂点を懸けた魂のマッチアップに胸が高鳴る。関川は「ヘディングを決めたい」と2戦連発となる大会3点目を期した上で、「誰がマークについてくるか分からないが、ケネディ(三国)が来てくれたら良い。あいつから点を取りたい」と1メートル92の長身CBが立ちはだかるゴールをこじ開けることを誓った。

 実力を認めているからこそ、負けたくない。関川は鹿島、三国は福岡への入団が内定しており、ともに超高校級DFとしてチームの鍵を握る存在だ。「ポジションは一緒のCBだけど、あいつは(U―19)日本代表にも入っている。だからこそ負けたくない」。上背では相手に分があるが、高い身体能力を生かした跳躍力には自信がある。「ヘディングに関しては自分が一番だと思ってやっている。空中戦では負け知らずと言われたい」とゴールへの道筋は描けている。

 チームは青森山田のセットプレーを警戒し、前日練習ではゲーム形式の確認は行わず、セットプレー対策に大半の時間を割いた。約1時間のセットプレー対策では三国に見立てた選手を置き、相手CKやロングスローからの守備を徹底的に再確認した。高校生活最後の決戦を前に、関川は「明日のためにこの一年やってきた。うまくいかないことも多かった一年だが、勝たないと意味がない」と力を込めた。準優勝に終わった昨年大会の悔しさを晴らすため、東北の雄に果敢に挑んでいく。

 ◆関川 郁万(せきがわ・いくま)2000年(平12)9月13日生まれ、東京都出身の18歳。狭間FC―FC多摩―流通経大柏。空中戦に強く、高校では1年から主力としてプレー。好きな選手はスペイン代表DFのセルヒオラモス(Rマドリード)。1メートル79、74キロ。利き足は右。

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