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【佐々木則夫 視点】簡単にサイドチェンジ許す甘さ課題

[ 2019年1月14日 09:30 ]

アジア杯1次リーグF組   日本1―0オマーン ( 2019年1月13日    UAE・アブダビ )

オマーンに勝利するも浮かない表情の日本代表イレブン(撮影・篠原岳夫)
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 日本は第1戦のトルクメニスタン戦よりは攻守ともに特徴も出せていて良くなっていた。攻撃の意図が見え、相手の守備ラインの位置を見て臨機応変だった。守備のラインが浅いとみれば前半12分に南野が抜け出したように、DFからロングパス1本でチャンスをつくった。深いときはペナルティーエリアの手前付近からワンタッチでパスをつないでいた。シュートの精度がいまひとつだったが、積み上げはできていた。

 後半は臨機応変さが影を潜めていたが、相手を考えてももっとゲームを支配できるようにしないといけない。南野も裏への素晴らしい飛び出しを何度も見せたが、シュートを決めないと、決勝トーナメントでは勝利に結びつかない。

 守備では切り替えの早さや、戻ってプレッシャーをかけるプレスバックなどはよくできていた。しかし気の抜けた場面があり、前半終了間際のようにピンチをつくられた。ほかにもボールサイドに選手が集中して守った際にサイドチェンジを許してしまうなど、課題が残った。(元なでしこジャパン監督)

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2019年1月14日のニュース