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帝京長岡 壮絶38人のPK戦の末16強 PK戦17―16は大会史上最長

[ 2019年1月2日 17:12 ]

第97回高校サッカー選手権大会2回戦   帝京長岡2―2(PK17―16)旭川実 ( 2019年1月2日    NACK5 )

<第97回全国高校サッカー選手権 帝京長岡・旭川実>旭川実19人目のキッカー・藤本のキックを止めた帝京長岡GK・猪越に飛びつくイレブン(撮影・大塚 徹) 
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 2大会ぶり6度目の出場となる新潟県代表の帝京長岡は埼玉・NACK5大宮で旭川実(北海道)と対戦。2―2でもつれこんだPK戦を史上最長の17―16で制し、6大会ぶりに16強入りした。

 帝京長岡は、0―1の前半29分にMF谷内田哲平(2年)のパスからFW晴山岬(2年)が大会4点目を決めて同点とすると、2分後の31分にMF田中克幸(2年)がヘディングで決めて勝ち越した。後半29分に同点に追いつかれたが、PK戦では全選手がゴールの枠に正確なキックを蹴り、GK猪越優惟(2年)が相手のシュート3本を止めて勝利を引き寄せた。古沢監督は「選手権で初めてPK戦で勝ち、上へ進めたのは感慨深い」と喜び、「8強入りを意地でも成し遂げたい」と意気込んだ。

 PK戦のスコア17―16は、大会史上最長。今大会は開幕戦でも那覇西と駒大高が1―1でPK戦に入り、10―9で那覇西が勝っている。

 過去の本大会PK戦で、両方あるいは勝利チームが10点以上を決めたのは、第65回(86年度)準々決勝の室蘭大谷(北海道)15―14宇都宮学園(栃木)、第69回(90年度)2回戦の宇都宮学園10―9遠野(岩手)。ちなみに、予選では第89回(10年度)福岡県大会決勝のPK戦で九州国際大付21―20東福岡という記録がある。

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