西野朗×岡田武史 元日本代表監督が赤裸々対談 岡ちゃん、先輩の決断に感嘆「さすがプリンス」

[ 2019年1月2日 22:28 ]

西野朗氏(左)と岡田武史氏
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 NHKのBS1スペシャル「激白!西野朗×岡田武史〜サムライブルーの未来〜」が2日に放送され、早稲田大の先輩・後輩でもある西野朗氏(63)、岡田武史氏(62)の元日本代表監督同士が対談。ワールドカップ(W杯)ロシア大会開幕66日前に起きたハリルホジッチ監督(当時)の電撃解任から技術委員長だった西野氏の監督就任などについて赤裸々なトークを交わした。

 「あの時点ではここで変えるよりハリルで行っちゃった方がいいぐらいには思ってた」という岡田氏に対して、ハリルホジッチ監督時代は監督を支える技術委員長という立場だった西野氏は「ハリルホジッチがああいう形になって…一心同体だと思っているからね僕は。それがああいう形になってしまったんで、本当に責任をものすごく感じたし、とにかくW杯イヤーでこれだけサッカー界が盛り上がってない年っていうのはないんじゃないかなって思うぐらいな感じだったんで、何とか好転させたい、イメージを一変させたいっていう思いだけだった」と振り返り、「多分3月30日だと思いますよ…少し潜伏してくれって言われて」と突然、生々しい告白。岡田氏は笑い声をあげながらも「潜伏…」と思わず繰り返した。

 「身を隠してくれって」(西野氏)「どこに隠してたの?」(岡田氏)「都内のホテル」(西野氏)「ああ、そう」(岡田氏)

 「自分の誕生日(4月7日)もあったからね。1人でルームサービス取って。こもってたよ」という西野氏に「それはなんでなの?」と迫る岡田氏。「マスコミに少しなんか…」(西野氏)「ああ。それで西さんがマスコミと接するとしゃべっちゃうんじゃないかと」(岡田氏)「(次期監督の有力候補としてマスコミの)何人かリストに挙げられているうちの1人にあったから。ただ、技術委員長だからね、私。それはそれで複雑でしたよ。出た方がいいんじゃないかって」(西野氏)とリアルな告白が続いた。

 そして、日本サッカー協会は4月9日午後に緊急会見を開き、ハリルホジッチ監督の解任と西野新監督の就任を発表。岡田氏は「ハリルの時あんまり使われてなかった圭佑(本田)とか真司(香川)とか、よっしゃーと多分思ったろう、オレにも電話かかってきたけど。そのへんの年代のやつら中心にやろうっていうのはだいたい決めてたの?」と西野氏に質問した。

 「今回、状態が必ずしも良くなかった選手を、経験値も含め、彼らのそういう思いも確信して、絶対にこのW杯でやれるっていう。選んだ時には5、6人がケガ人でね。その前に欧州に行って個人面談してきて、そういう中でも試合に出てない、何カ月出てない、ケガをしている…。岡崎のこんな膨れ上がった足首が元通りに戻ってピッチに立てるかっていう賭けもあった」と西野氏。

 岡田氏は「それがすごいな。だって試合ず〜っとやってないヤツが結構いたじゃん」と驚きの声を挙げたが、西野氏は「圭佑にも香川にも岡ちゃんにも…みんな制限したね。時間の中ではやれるよ、でも制限するっていうのはハッキリ伝えなきゃいけなかったんだよね。圭佑に対しても。やっぱりスタートメンバーじゃない」と出場時間に制限を設け、それをベテラン選手たちにも通告したことを明かした。

 これを聞いていた岡田氏は「なるほど。すごいな」と西野氏の決断に感嘆。「やっぱり西さんが選手のころにね、ちょっとぐらい試合離れてもセンスあるからできたでしょ?オレみたいに努力型だとね、ちょっと試合離れると試合勘なくなるわけよ。オレだったら分からないもんね、その心境が。さすがプリンスだよ」と最後は“自虐トーク”も飛び出して西野先輩を称えた。

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