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G大阪“ツネ様マジック”再び、4年ぶり7連勝でJ1残留王手

[ 2018年11月4日 05:30 ]

明治安田生命J1第31節   G大阪3―1浦和 ( 2018年11月3日    埼玉 )

浦和に勝利して笑顔を見せるG大阪・宮本監督 (撮影・白鳥 佳樹)  
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 5試合が行われ、G大阪は敵地で浦和に3―1と快勝し、リーグ戦連勝を「7」に伸ばした。宮本恒靖監督(41)の戦術変更が当たり、1―1の後半17分に韓国代表FW黄義助(26)が出場5試合連続得点となる決勝弾を決めた

 前後半で戦い方が見違える“ツネ様マジック”が再びさく裂した。前半43分にMF小野瀬の2試合連続弾で先制したが、内容的にはジリ貧。後半早々には同点にも追いつかれた。ただ焦りはない。すでに手は打ってあった。

 「秋(倉田)がポジションを中に絞り、サイドを空けることで、藤春が上がるスペースを作った。サイドで数的優位を作れた。黄義助とアデミウソンの位置を変えたのもある」

 宮本監督が勝敗のポイントに挙げたのは、左サイドと2トップの立ち位置だった。前半は浦和の右センターバック岩波のサイドチェンジに翻弄(ほんろう)されたが、倉田のプレスで自由を奪う。パスコースを限定することで、ボールの奪いどころが明確になり、リズムをつかんだ。さらに前半は右サイドでプレーしていたFW黄義助を左サイドに配置換え。後半17分の決勝点は左サイドからのカウンターだった。

 9月15日の神戸戦、10月20日の横浜戦は前後半でシステムを変更して逆転勝利。今季途中に就任したばかりだが“勝負師”としての資質の高さを見せつけている。14年以来4年ぶりの7連勝で、3試合を残してJ2降格圏16位の鳥栖とは勝ち点で暫定9差。J1残留に王手をかけたが、この勢いはまだ止まりそうもない。

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