ワイン対決？都倉　イニエスタの前で決める！記録尽くし弾へ意欲「最高の舞台整った」

３戦連発中とノリに乗ってる札幌ＦＷ都倉（中央）
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　札幌のＦＷ都倉賢（３２）が１日の神戸戦（札幌ドーム）で記録ずくめの一発でチームを今季２度目の３連勝へ導く。チームは３１日、札幌・宮の沢で最終調整。都倉がゴールを決めれば、クラブ最多得点単独トップ（７１得点）、今季日本人最多得点タイ（１１得点）、Ｊ１では自身初の４試合連続得点となる。“イニエスタ効果”で７年ぶりの３万５０００人超えの来場者が予想される大一番で、エースが主役を張る。

　この男には自信がみなぎっている。今季２度目の３連勝が懸かる一戦。上位対決、そしてＡＣＬ出場に向けても負けられない試合となる。本拠地には７年ぶりの３万５０００人超えとなるサポーターが来場予定。都倉は「最高の雰囲気、最高の舞台が整った」と気持ちを高ぶらせた。

　札幌の期待を一身に集める都倉の活躍なくして勝利はない。前節２５日の清水戦（アイスタ）で決勝弾。今季２度目の３戦連発を記録し、３２歳にして自身のＪ１シーズン最多となる１０得点とした。「早いうちに自分の（中の）壁を乗り越えたい。２桁得点も目標にしていたし、もちろんチームの助けもあるが自分自身で乗り越えた」。神戸戦で自身Ｊ１初の４試合連続得点をマークすれば、９７、９８年に在籍したＦＷバルデス超えのクラブ最多得点単独トップの７１得点。同時に川崎Ｆ小林らに並び、今季の日本人最多１１得点だ。壁を越え続ける都倉が、このビッグマッチでも存在価値を証明する。

　世界最高峰のＭＦイニエスタを相手に、気持ちも高まる。自身のブランドワインを出しているイニエスタ同様、都倉も仁木町で自身のワイナリーを持つべく準備を進めている。エースは「ワイン対決」とおどけてみせたが、「まずはプレーで勝負しないと」とすぐに表情を引き締めた。

　「イニエスタは（個人で）違いを見せられるけど、サッカーはチームスポーツ。コンサはチームとして戦っていきたい」。絶好調のエースが再び輝きを放つ。