ベルギー、エース・ルカクは準備万端　吉田＆川島は“大好物”

Ｗ杯決勝トーナメント１回戦   ベルギー―日本 （ 2018年7月2日    ロストフナドヌー ）

ベルギー代表のＦＷルカク
Photo By ゲッティ　イメージズ

　吉田＆川島は“大好物”だ。日本戦で２試合ぶりに復帰する可能性が高いベルギーのルカク。今大会は１次リーグ２試合で４得点し、得点ランク２位タイにつけている。「点を取るのが仕事だが、全てはチームが勝つため」。エースとしての役割を口にする男が、ベスト８入りを目指す日本の前に立ちはだかる。

　日本の守備の要２人から、計６得点も奪って倒した過去がある。吉田とはプレミアリーグ７試合で対戦した。ウェストブロミッジ時代は２戦２勝１得点、エバートン時代は３戦２勝１敗３得点、マンチェスターＵ時代は１勝１分け１得点。一方の川島とはプレミア移籍前のアンデルレヒト時代にベルギーリーグで２回対戦し、１勝１分け１得点だった。１１月の国際親善試合でも吉田、川島が出場する中でゴールを奪っている。

　２戦目のチュニジア戦で左足首を痛めて負傷交代したが、ベルギーメディアなどによると日本戦に向けた準備は万端。自身が持つ代表の最多得点記録を４０に更新した男に、怖いものはない。同国はＷ杯欧州予選１０試合で１試合平均４得点以上をマーク。今大会は３試合９得点と圧倒的攻撃力を誇る。１６年９月１日のスペイン戦に敗れて以来、約２年間２２戦も負けていない“赤い悪魔”。その破壊力満点の攻撃陣の中心に立ち、日本を舌なめずりして迎え撃つ。