×

昌子、Jのプライド見せる!ルカク封じへ「自分がやらないと」

[ 2018年7月2日 05:30 ]

W杯決勝トーナメント1回戦   日本―ベルギー ( 2018年7月2日    ロストフナドヌー )

ベルギー戦へ調整する昌子(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 数少ない国内組としてベルギー戦での先発が濃厚だ。DF昌子がマッチアップするのはルカク。西野監督とともに出席した前日会見では「気持ちから勝っていかないといけない。相手がベルギーですけど、強いメンタルを持って戦っていければ」と意気込んだ。

 W杯前にはライバルとして定位置を争ったDF森重(FC東京)からエールを送られ、コロンビア戦後には国際Aキャップ日本最多のMF遠藤(G大阪)から「ナイス!次も頑張れよ」という言葉が届いた。「ここにいてもおかしくない人たちのためにも自分がやらないといけない」。Jリーガーとして培った意地をベルギーの強力攻撃陣にぶつける。

 アギーレ監督時代、代表に呼ばれても試合に出られない時期が続いた。「代表なんか行きたないわ」。父の力さんにこぼすと、指導者の父からこう返された。「源な、日本代表いうのは今から世界の強豪国と戦おうかいうチームや。世界のエースとバトルせないかんねん。Jリーグに来た外国人選手に四苦八苦しているCBを誰が選ぶねん」。目の色が変わった。

 16年のクラブW杯決勝ではRマドリードと互角に渡り合った。昨季はJ1史上2位タイの16完封を記録。今季はタックル回数がJ最多の59回を数える。W杯で主力になりコロンビア戦でファルカオを封じた後は、FIFAの公式サイトで「一番の驚きはゲン・ショウジだ」と称賛された。次はルカク。準備はもう、3年半もしてきている。

続きを表示

2018年7月2日のニュース