西野監督に課せられた急ピッチでのチーム作り 鍵を握る「確かなサポート」

[ 2018年4月12日 09:00 ]

日本代表の監督に就任する西野氏は笑顔を見せる場面も
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 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ前監督(65)が成績不振により電撃解任され、後任として技術委員長を務めていた西野朗氏(63)が新監督に就任した。3月のベルギー遠征でW杯出場権のないマリに1―1で引き分け、ウクライナに1―2で敗戦。選手から采配や戦術に対する不満が噴出したことが監督交代の決め手となった。

 田嶋会長は解任理由を「コミュニケーション不足」「信頼関係の喪失」と説明。監督の責任はもちろんだが、コーチ陣や技術委員会のサポート不足もチーム崩壊の要因に挙がる。くしくも西野氏はベルギー遠征直前に技術委員長の立場で面白エピソードを交えて、指揮官を全面的にサポートすることを誓っていた。

 3月中旬。西野氏は埼玉県内から都内への通勤で満員電車に乗り込んだ。ぎゅうぎゅう詰めの車内で銀行のカードローンの中吊り広告と対面。身動きの取れない中、イメージキャラクターを務める長友佑都の写真&「確かなサポート」の文字と約1時間20分もの間、睨めっこした。西野氏は「長友の写真が目の前にずっとあった。キャッチコピーが正確なサポート。1時間20分も突きつけられると、頭から離れないよ。自分の仕事も普通のサポートではダメ。正確にサポートしないといけない」と気持ちを新たにしたという。

 それから1カ月も経たずして監督に就任。西野氏は「本来は代表監督をサポートするポジションであり、このような状況になったことに責任を感じています。最初に田嶋会長から話があった時は少しためらったが、最後のところで責任を果たしたい気持ちがあったので受けさせてもらった」と心境を明かす。6月14日開幕のW杯ロシア大会まで残された期間は2カ月弱。12日の就任会見を前に水面下で組閣を進めているが、急ピッチでのチーム作りを余儀なくされるため「確かなサポート」を約束してくれる信頼の置けるスタッフを集めることが重要になる。

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