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上海上港 来季監督にビラス・ボアス氏招へい、ポルトで欧州L制覇

[ 2016年11月3日 19:03 ]

 中国1部・上海上港が来季の監督として、ポルトガル人指揮官のビラス・ボアス氏(39)の招へいに動いていることが分かった。

 複数の中国メディアによれば、外国人として初めてイングランド代表を率いた経験を持つスベン・ゴラン・エリクソン現監督(68)は今季限りで退団することが決定。後任はかつてポルト、チェルシー、インテル・ミラノでマンチェスターUのモウリーニョ監督のアシスタントを務めていたことでも知られるビラス・ボアス氏の就任がほぼ確実のようで、早ければ4日も正式発表される予定という。

 エリクソン監督は15年に広州冨力から上海上港の監督に就任。初年度は1リーグ2位でシーズンを終了し、ACL出場権を獲得するなど結果を出した。それでも、さらなる飛躍を目指した今季はACLでは決勝トーナメント1回戦でFC東京を僅差で破り、ベスト8入り果たしたが、準々決勝では韓国の全北に大敗。リーグ戦も3位で終え来季のACL出場権を死守したものの、広州恒大、江蘇蘇寧に後塵(こうじん)を拝したことで、クラブは指揮官交代の決断を下したという。

 ビラス・ボアス氏はモウリーニョ監督のアシスタントを務めた後、10~11年シーズンにポルトの指揮官に就任。2位以下に大差を付ける無敗優勝を飾ったほか、欧州リーグでも優勝を果たし、一気にその名前をとどろかせた。その後はチェルシー、トットナムを率い、14年3月にロシア1部の強豪ゼニトの監督に就任。欧州リーグで8強入りするなど結果を残したが、15年9月に退任し、現在は浪人の身で、先日オランダ人指揮官フランク・デブール氏を解任したインテル・ミラノの後任候補にも名前が挙がっていた。

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2016年11月3日のニュース