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11分で3失点…川崎F「1位」逃す 憲剛「CS絶対獲りましょう」

[ 2016年11月3日 16:54 ]

明治安田生命J1第2S第17節 ( 2016年11月3日    等々力 )

 逆転での年間勝ち点1位を狙った川崎Fだったが、G大阪に2点リードをひっくり返されて逆転負け。浦和が引き分けて勝ち点74にとどまったため、川崎Fは勝てば同75で1位の座を手にすることができたが、最終節でまさかの結末。年間勝ち点2位でレギュラーシーズンを終えた。

 10月29日の鹿島戦で左太腿裏肉離れの負傷を負ったFW小林に代わり、FW長谷川が先発。前半6分、そのルーキーが風間監督の起用に応えてさっそく先制点を挙げた。DF登里が左サイドからゴール前にクロスを入れると、ボールはゴール前で相手に当たってファーサイドのFW大久保の足元へ。大久保の右足シュートはGK東口に阻まれたが、こぼれ球に反応した長谷川が右足で蹴り込み、早々と先制点をもたらした。

 同18分には、U―19アジア選手権優勝から1日に合流したばかりの19歳FW三好がDFエウシーニョのパスに左足を振り抜いて追加点。2―0とリードを広げて前半を終えた。

 しかし後半20分から立て続けに3点を奪われて暗転。左サイドを崩されて1点差とされると、1分後には大久保がボールを奪われてFW呉屋のスルーパスからMF井手口に決められて2―2と試合は振り出しに。風間監督は2枚の交代カードを切って流れを変えようとしたが、G大阪の勢いは止まらず、同31分にはFWアデミウソンの鮮やかなミドルシュートがゴールに突き刺さり、GK新井はがっくりと天を仰いだ。

 ホームの等々力を埋めた2万5千人超の観客の前で痛恨の逆転負け。第1ステージ2位に続いて第2ステージは神戸にかわされて3位、年間勝ち点は2位と、「1位」の座にはまたも届かなかった。それでも、今季限りでの退任が発表されている風間監督はホーム最終戦セレモニーで「我々にははっきりした目標があります。ここでまだ自分たちの力次第では何試合も戦える、それをしっかり胸に刻んで今から戦いたいと思います」とあいさつし、鹿島と対戦する23日のチャンピオンシップ(CS)準決勝へと気持ちを切り替えた。続いてあいさつに立ったMF中村は「もう1回みんなの力を合わせてチャンピオンシップ絶対獲りましょう」と力強くサポーターに呼びかけ、初タイトル獲りを誓っていた。

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2016年11月3日のニュース