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浦和・柏木、値千金の先制弾 CSで昨季の雪辱を「絶対チャンピオンに」

[ 2016年11月3日 17:28 ]

明治安田生命J1第2S第17節 ( 2016年11月3日    埼玉 )

<浦和・横浜>試合終了後、サポーターと勝利の歌を歌うペトロヴィッチ監督(中)ら浦和イレブン

 浦和は終盤に追いつかれたものの、ホームで勝ち点1を手にし、リーグ最多勝ち点に並ぶ「74」で年間勝ち点1位が確定。2006年以来10年ぶりのJ1王者を目指すチャンピオンシップ(CS)は、今月29日、12月3日の決勝から登場することになった。

 後半21分、途中出場のFW李のスルーパスからMF関根がシュートを放ったが横浜GK榎本が阻止。それでもこぼれ球に反応した柏木が左足でゴールに蹴り込み、チームに待望の先制点をもたらした。同40分にはカウンターから同点とされたが、その後はしっかりと集中力を保ってきっちりと勝ち点1を獲得。ヒーローの柏木は「なかなか後半戦はチームに貢献するプレーができなかったので、最後にゴールという結果を残せてよかった」と喜びを口にし、「昨年は(CS準決勝で敗れて)上がれなかったので、今年は待ち構えた状態で、2勝して、絶対チャンピオンになってみんなで喜びを分かち合いたい」とサポーターに誓った。

 就任5年目で悲願の年間勝ち点1位の称号を獲得したペトロヴィッチ監督は「すべての上でうまくいったシーズンだった」と今季を振り返り、「ここ一番の大事なゲームで選手たちが結果を出してくれた」とイレブンを称賛。終盤に追いつかれた場面でも他会場の川崎F―G大阪の経過は耳に入っていた明かし、「それほど慌てることはなかった」という。

 12日の天皇杯4回戦後はCS決勝まで中16日と試合間隔が開くが、「この日程は我々にとって非常に難しい」と指揮官。それでも「その期間をうまく利用して次の2試合の準備をしていかなければならない」と表情を引き締めていた。

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2016年11月3日のニュース